腐男子な探偵(前科あり)
後回しにして結局忘れて後悔するのが俺の性格なんだけどね!
っと、こんなことしてる場合じゃあない!
早く学校行かなきゃ!
不良カガは行かないかもしれないけど!!
俺は行かなきゃ!
ビックリマークが多すぎて自分の思考だけど、凄くウザく感じた。
俺ってば本当に、馬鹿。
「カガ、俺、学校行きたいんだけど、ブレザー知ってる?」
いつの間にか着てないブレザー。
いつの間にか固まっていたカガ。
なんだかミステリー小説の探偵みたいな俺。
ふ。
何処のミステリーに腐った探偵がいるんだよ。
「てか、カガー?かぁがぁー?」
なんでこいつ固まってんの?
あ、ちょっと調子のった。
俺の心情を読みとらないでね、カガ。
……固まってるから大丈夫かな!
ぶんぶんカガの顔の前で手を振りながら綺麗に皺まで取られたブレザーがハンガーにかかってるのが見えた。
見つけた!
なんだ、あった。あった。
わざわざカガに聞かんともあって良かったわー。
てか、これ(皺取り)、カガがやったのかな?
え、だったら、正しく。
オカン気質の不良キターーーーー!!!!!!!!!!!!!
不良受けも大好物な俺にとっては、
これは、
殺人の匂いがするねぇー。
俺の鼻血で現場が赤く染まる!!
うはっ!!
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