俺は夢の中
―――――……
『夏姫さん、行かないで。』
貴方は、誰?
『おいて、行かないで……』
「?俺はどこにも「……悪い」
ちょ!人の言葉遮んなよ!!
って、お前、どっかで見たことある顔だな……。
『嫌だよ、嫌だっ』
「……悪い」
ちょ!ちょちょちょお待て!
事情は知らんがこんな美人な子泣かせちゃダメでしょ!
悪い、じゃ分かんないわよ!
ちゃんと説明しなさい!!
そしてこの私にも……げふん。
この俺にも説明しなさい!
ここはドコ!?俺はだれ!?
『夏姫さん、夏姫さ、ん……』
てか無視!?
俺の存在は無視ですか!?って夏姫?
……、そうだ、思い出した。
さっきの人、中学の時の俺だ。
あぁ、だから美人さんと話してると不釣り合いに感じたんだ。
あれ?でも、中学の時にこんな美人さんと話した覚え、ないよ……?
「貴方は、ダレ……?」
「俺は伽賀だ!てめえこそ誰だ!」
………俺の視界に映ったのはそれはもう男前な、美人なんて言葉欠片も似合わないような美形さんでした。
あれ?
[→Next]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!