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みんクエの軌跡‐2
なし
>■ワインレッド
> LV:7 4576Zid
> HP:175
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>―リコルス港―
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> 子供の声が、聴こえた。
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> まだ幼い声。けれども、確たる目的を持っている。自分が何者なのかを知っている。そんな印象を与える声。
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> ――早く。
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> 初めて聞く声だった。脳裏に響く声、これは誰だろう。
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> いや、それよりも……。
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> 自分は今、何をやっているのだったか?
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> ――早く。
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> 船。そう、自分は連絡船サンメアリ号に乗船していた。
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> 奇妙な女が船に降り、衛士は殆ど皆殺しにされた。
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> 更に船は海嘯獣に襲われて……それから。
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> ――壊しに行こう!
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> 少女の言葉につられるように、意識が現実へ引き戻される。
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>    ・
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>「あ、気が付きましたか」
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> ワインレッドが目を開くと、ぼんやりと白い布の天井が見えた。声の主を探して首をめぐらせる。と、身体の節々に鈍い痛みが走った。
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>「ここはコルトレカン島、リコルス港の仮設キャンプです。あなたは軍に保護されているんですよ」
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> そう云ってから、看護婦らしき声は事の顛末を説明してくれた。
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> あの後――。
>> 船が転覆したこと
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>to be continue...
>
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あきゅろす。
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