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みんクエの軌跡‐2
なし
>■ワインレッド
> LV:12 6399Zid
> HP:217
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>―紫峯山・ムタナンの山道―
> 遺跡の町アナナスから紫峯山へと続く街道を歩く。道は狭く、両脇は切り立った岩肌に挟まれていた。起伏に富んだ地面は歩きづらく、斜面も厳しい。これは山道というよりも、岩道と云った方が正しいだろう。
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>「おーい、何か忘れてるぜ?」
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> 唐突に、頭上から野太い声が飛んできた。見上げると、低い崖の上に汚げな髭面の男が立っていた。その後ろには、フードを被ったいかにも怪しげな連中の姿が続いている。
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>「ああ、そうだ。お前ら、通行料を払うのを忘れてる」
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> 云ってから、男は自分で爆笑した。無論、こんな山道で通行料も何もあったものではない。いわゆる追い剥ぎという奴だ。
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>「おおっと。何も云わなくても判ってるぜ、お前らが金持ちだってことはよ……」
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> 髭面の男は神妙な顔つきで目を閉じて、崖から身を乗り出し、聞き耳を立てるような素振りを見せた。
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>「ンッン〜、そうだな、ざっと見積もって……12949zidってところか」
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> 髭面の男が舌なめずりした。後ろの男達が下卑た笑い声を上げる。
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>「ここの通行料は高いぜ……有り金全部だ!」
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あきゅろす。
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