小説 半獣半神 其の二 半獣半神 其の二 闇と雷鳴に狂わされた者たち ナメック星―――三つの太陽が周囲を旋回し、その大地を照らすこの星に、原則的に夜の訪ないはない。 だが数百年に一度の割合で、各々の軌道をめぐる筈の三つの太陽、ナメック星が一直線に並び、漆黒の闇が大地を包む時がある。その時には例外なく風雨が荒れ狂い、雷鳴が鳴り響く。星の者たちは忌まわしいこの時を「闇と雷鳴の刻(とき)」と呼ぶ。 ナメック星人たちは最長老が卵を産むことによってのみ、その種族数を増やしてゆく。それ故、同胞が皆兄弟のようなものである彼らの、仲間への情誼は並はずれて厚い。 しかし、先に述べた「闇と雷鳴の刻」に最長老が産み落とした―――否、産み落としてしまった卵、そこから生まれた者を、彼らは断じて同胞とは認めない。徹底して忌む。「闇と雷鳴の刻」に生まれた者には、名を与えることも、誕生を言祝ぐこともしない。漆黒の闇に紛れるように、呪われたその赤ん坊を「闇と雷鳴に狂わされた者たちの棲まう地」と呼ばれる遥か北の荒野へと棄てにゆく。打ち棄てられた赤ん坊たちの多くは、かの地の劣悪な環境の為に程なくしてそこで死ぬが、稀に成人するまで生き延びる者もいる。が、ナメック星人たちは成人した忌人が、自身の村落に立ち入ることを許さない。 この徹底した忌避の念は、故のないことではない。 「闇と雷鳴の刻」に生まれた者―――彼らの性質は全てを打ち砕き、無に還そうとする稲妻の如く、狂おしいまでに荒々しく、残酷である。のみならず彼らはことごとく戦闘タイプのナメック星人として生まれつき、常軌を逸した戦闘力を有する。 今からおよそ90年前にこの星を襲い、最長老只一人を残してナメック星人を死滅させ、星を覆っていた美しいアジッサの苗木を壊死させた異常気象―――それを引き起こしたのも、「闇と雷鳴の刻」に生まれた者の力の暴走だと言い伝えられている程である。 年若でこそあるものの、卓越した戦闘能力、のみならず真面目で周囲に分け隔てをしない、穏やかな気性の持ち主であるネイルは、その資質を最長老、長老たちから愛でられ、彼らの傍らに伺候することが少なくなかった。それ故ネイルは、「闇と雷鳴の刻」に生まれた者にまつわる伝承を、その恐ろしさを熟知していた。 ……………筈だった。 だがネイルはピッコロに惹かれた。どうしようもなく惹かれた。―――彫りの深い、精悍に整ったあの顔立ちに。芝居じみたぶっきらぼうさ、皮肉な口調で隠そうとしても隠しきれぬ、心底(しんてい)の優しさ、一途さに。時折黒玉(こくぎょく)の双眸に浮かぶ、淋しげな色合いに。 だから会うことを決めた。決意を揺るがす気など微塵もなかった。 村に足を踏み入れた途端、ネイルは、喜びと安堵とをその面上に溢れさせた同胞たちに囲まれた。中には長老であるマイマの姿もあった。 ネイルがとりわけ可愛がっている幼いデンデは、 「ネイルさん、無事だったんですね!ぼくもう、心配で心配で………」 言ったきり、声を詰まらせた。そんなデンデの頭を、ネイルはそっと撫でてやった。 「ほっとしたよ、ネイル。お前の気が弱くなって、遂には全く感知できなくなった時にはもう……」 「ともかくも、無事で何よりだ、ネイル。だが今度からはもう、あんな無茶なことはしないでくれよ。危ないと思ったら我々を呼んでくれ」 「そうだともネイル。戦闘能力こそお前の足もとに及ばないかもしれないが、我々だって戦う術を全く知らないというわけじゃないんだからな」 そんな仲間たちの言葉が、嬉しくないわけではない。 が、今のネイルの心には、一抹の屈託があった。 ―――自分の身を心から案じ、こうして無事を喜んでくれるのは、他ならぬ同胞たちだ。 ―――だがピッコロを忌避し、「闇と雷鳴に狂わされた者たちの棲まう地」へと追いやったのも……。 生真面目で正直なネイルである、そうした屈託が表に出たのは自然のなりゆきだった。そしてその屈託に気付いた長老マイマの、 「これお前たち。ネイルの無事を喜ぶのは良いが、ネイルとて未だ傷が癒えたばかりの身。疲れてもいよう。少しく休ませてやるが良い」 この一言で、ネイルは仲間たちから解放された。 ネイルはその足で自分の住まいへ帰った。 デンデは最後まで、ネイルの傷の手当てをしたい、身の回りの手伝いをしたいと食い下がったが、今日ばかりはネイルはその申し出を、やんわりと断った。 心に兆す屈託の為もあろう、身に泥のようにまつわりつく疲労感の為もあろう、とにかく一人になりたかった。 とまれ、帰宅したネイルは、家の裏手にある泉に行き、二つの水瓶を水で満たした。 一つは体をぬぐうための水にし、もう一つの瓶のは飲み水にした。最初は行儀よく水差しからコップに小分けして飲んでいたネイルだったが、仕舞いには一人暮らしの室内であるのをいいことに、瓶にじかに口をつけてがぶ飲みした。 それから汚れた衣服を脱ぎ捨てると、持ち主の気質が反映された、綺麗に整えられた寝台に身を投げ出し、寝入ってしまった。 「……………」 水底から放り出されるようにして、目が覚めた。 未だ意識は半ば、眠りの世界をたゆたっているせいだろう、はっきりとは思い出せないが、何か大切なことを忘れている気がする。今の自分は、何かをしなくてはならない。何か……何か……アジッサの苗木の手入れか……いや違うな………そうだ約束だ!! ネイルは慌てて寝台から飛び起きると、窓から身を乗り出した。今しも二つ目の太陽が沈みゆく頃合いだった。少しくほっとした。これなら全力で飛べば、ピッコロとの約束の時間に間に合う。 瓶に残っていた水で顔を洗い、これまた持ち主の気質が反映された、質素だが小奇麗な衣服を身にまとうと、ネイルは家を飛び出した。 件の洞穴の上空で、ネイルは足を止めた。懐かしい――一度会ったきりなのだが――懐かしいとしか言いようのない気を、そこに認めたので。 地に降り立ったネイルは、洞穴の奥に足を進めた。 「来たのか」 奥に佇む長身の人影から、声がかかった。ネイルは覚えず声の主―――ピッコロを見やった。 ターバン、純白のマント、漆黒の衣服といったいでたちのピッコロは、その広い背を岩壁にもたせかけ、逞しい腕を組んでいた。形の良い唇が右に上がり、不敵さをたたえるその双眸には、同時に明らかな親しみの情が浮かんでいた。 その足元で焚火が燃えているのを、ネイルは認めた。ピッコロの気遣いだろう。 「ああ。待たせてしまったようだな。すまない」 「謝ることはない。オレが少しばかり早く来ただけだ」 言い、ピッコロはその場に胡坐した。そのまま目顔で、ネイルに座れと促す。ネイルはそれに従った。 口火を切ったのはピッコロだった。 「傷の具合はもういいのか」 「ああ。おまえのおかげで、すっかり良くなった。この通りだ」 「そうか」 「おまえは何をしていたんだ?」 「とりたてて言う程のことは何もしていない。 キサマこそ何をしていたんだ?」 「…水を飲んで寝ていた」 なんとも間の抜けた答えである。 「…そうか」 「そうだ。危うく寝過ごすところだった。 おかげでアジッサの苗木の手入れをする暇がなかった」 ピッコロがその眉間に、訝しげな皺を寄せた。 「おい」 「なんだ」 「その…アジッサというのは、なんだ?」 「……………」 ナメック星人のくせにアジッサを知らないのか?と、ネイルがもっと思慮分別の欠落した人物であったなら、そう口にしていただろう。 だがネイルは聡明な性質(たち)であったので、ピッコロが忌人であること、為に同胞たちの村落から隔絶した地で孤独な生活を送っていることを、その念頭に置いていた。 かてて加えて、元来が面倒見の良く、生真面目なネイルのことである。自分とそう年は違わない筈のピッコロの、だがいささか(かなりか?)年不相応な質問に、真摯に答えることにした。 「アジッサというのは、90年前の異常気象が起こるまで、この星を覆っていた美しい木々のことだ」 「ほう」 「異常気象のせいで殆どのアジッサの木が壊死してしまったため、わたしはまだ苗木しか見たことがないが、それはそれは美しい木だそうだ。苗木からも、その美しさは推し量ることができる」 「そんなに美しいものなのか」 「聞いた話だがな。苗木はやがて若木になり、薄紫や、青、白の花を咲かせる。花が散った後は、緑色の艶やかな葉を茂らせ―――」 「おい」 「…なんだ」 「その…うすむらさきとかいうのは、どんな色だ?」 「……………」 繰り返して言うが、ネイルは面倒見の良い、生真面目な性質である。 「……そうだな。えーーーーー…と」 「そんなにややこしい色なのか」 「そういうわけじゃない。どう説明したものか……うーーーーん」 いっそ頭を抱えたい思いのネイルの視界を、ふとかすめたものがあった。 「あ、あすこの岩壁。あすこに、細長い茸が生えているだろう。 あの傘の斑点を、もう少し薄くしたような色だ」 「あれは毒茸だぞ。いつだったか、あれをかじったカエルが、血反吐を吐いて死んだのを見たことがある」 「……………」 「毒茸の傘の斑点の色をした花を咲かせるのか、そのアジッサとやらは。 ……そんなものを大切に育てるキサマたちの気が知れん…」 ピッコロの眉間の皺がいよいよ深くなった。ネイルの頭を抱えたい衝動はいよいよ度合いを増した。 「いや…わたしの説明の仕方が悪かった。今の話は忘れてくれ……」 「そうか」 「…それにさっきも言ったが、アジッサの花は薄紫だけじゃない。 青い花、白い花も咲かせる」 「あお。しろ、か」 ネイルの「頭を抱えたい発作」はようやくおさまった。 「青と白がどんな色か知りたいのなら、すぐに見ることができる。 わたしの後について来るといい」 言い、ネイルは立ちあがった。そのまま洞穴の出口に足を進める。振り返らずとも、背後を歩んでくる、ピッコロの気配は感じ取れた。 洞穴の外に出た。二人の頭上に果てしなく広がる、澄み切った空を示しながら、ネイルは言った。 「見ろ。あの空の色だ、青というのはな」 「あれがあお、か」 「そして白というのは、あの雲の色だ」 「雲の色がしろ、か」 ピッコロは黙った。 それからややあって、 「さっき言った言葉は取り消す。 キサマたちが何故アジッサとやらを大切にするのか、少しはわかったように思う」 と言った。 ネイルは微笑した。 そのままなんとなく、二人は並んで下草に腰を下ろした。 ピッコロは黙ったまま、空を見上げていた。先刻のネイルの言葉を反芻しているのだろう。ネイルはというと、彼もまた黙した体(てい)であった。 何度も言うが、ネイルは生真面目な性質(たち)である。それ故、決して饒舌ではない。また、最長老や長老たちの傍らに伺候し、年若故に彼らの話を聞き、教えを乞うことが多いという境遇が、その性格に一層の拍車をかけていた。 そうしたことに起因する口数の少なさは、ネイルの整った容貌に幾分の冷ややかさ、とっつきにくさを賦与した。為に、ネイルの人柄をよく知らぬ、遠方の村人の中には、ネイルを敬して遠ざける風な者もいた。 そしてネイル自身はこうした己の性分を嫌っていた……とは言わぬまでも、改善の必要性を認めてはいた。 しかしピッコロと隣り合って座している今、己のこうした性分を悔いる気持ちは無論のこと、何か言葉を発しなければという焦慮の念は、不思議とネイルの心に兆さなかった。 ピッコロと彼の間に充ちた沈黙が、決して居心地の悪いものではなかったからだ。沈黙を通じて伝わってくるのは、ネイルに対する親愛の情と一途な信頼―――それだけだった。 なんとなくネイルは、下草の上に無造作についた、ピッコロの手を見やった。ナメック星人特有の肌の色である緑色をしたその手は、指がすんなりと長く、爪が形良く伸びていた。ネイルはそれに己の掌を重ねようとしたが―――。 「…………!!」 叶わなかった。 地面にすらりと長い両足を無造作に投げ出し、掌を地についていた―――そんなピッコロが、首をがくりと下ろし、前へつんのめるような所作を見せたので。 「お、おい。 大丈夫か?」 ネイルは律儀な性質である。雰囲気をぶち壊しにされたことを嘆くより先に、彼は少しく狼狽した。相手の背と肩に手をあてがい、助け起こしてやった。 「どうした? どこか具合でも悪いのか」 「…悪くはない」 「嘘をつけ。 口ぶりにも覇気がないし、第一顔色が悪い」 「顔色は生まれつきだ……。放っておけ……。キサマも人のことを言えた顔色か……。 とにかく大したことはないんだ…。気にするな……」 「しかし…」 「―――眠いだけだ」 「……………」 さすがに絶句した。 そして人は、驚愕と脱力が頂点に達すると、わけのわからないことを口走ってしまうものだ。 「…寝ていないのか」 「寝ていない…」 「なぜ寝ていない」 「キサマのせいだ……」 「わたしの?」 「キサマに会うことを思っていたら、眠れなかった……」 「……………」 驚愕が喜びへと変貌するのに、さほどの時はかからなかった。 そんなネイルの胸中を知ってか知らずか(多分知らんのだろう)、 「オレは少し寝るぞ…。責任の一端はキサマにあるんだから、オレが寝ている間こうやって、肩を抱いていてくれ……。 キサマがこうしていてくれると、落ち着いて眠れる………」 「…そうか」 「昨日キサマ、すれ違い様、オレの背を軽く叩いただろう……」 「…ああ」 「ほっとした……。温かいと思った……。ああやってオレに触れてくれたのは、キサマだけ………」 語尾はそのまま、軽い寝息に変わった。ネイルは小さく笑うと、ピッコロの肩を抱き寄せた。 瞼が冷ややかに鋭い闇色の双眸を隠している為だろう、ピッコロの顔はひどく無防備に、あどけなく見えた。なんとなくネイルは、デンデを思った。 昨日のピッコロとはまるで別人だと思い、いやこれが彼の本来の性格なのだろうと思い直した。人一倍純粋で一途で、心に優しさを宿したピッコロ。ひとたび心を開いた者には、無条件の信頼を寄せるピッコロが。 初対面の時の素っ気ない冷淡さ、とってつけたような傲岸さはきっと、忌人として生まれ育った境遇に起因するものなのだろう。同胞からの忌避、拒絶を当然のように受け続けてきたピッコロはきっと、相手に拒まれるより先に自らが相手を拒むことで、心の傷を少しでも軽減しようと、冷ややかに傲岸な気質で身を鎧うようになったのだろう。 ―――ネイルの心が、じわりと痛んだ。 ピッコロがかすかに呻いたのはその時だった。眉間に皺が寄っている。「闇と雷鳴に狂わされた者たちの棲まう地」の夢でも見ているのだろうかと、ネイルは思った。 ごく自然にネイルは、ピッコロの秀でた広い額に、軽くくちびるをつけていた。 「……………」 呻き声が止まった。 あどけないその寝顔を、ネイルはずっとうち守っていた。 ピッコロが目を覚ました時、太陽はすでに中天にかかっていた。 薄い膜が張ったような眼差しをネイルに向けてきたのは束の間のことで、すぐさま常の冷ややかに鋭い眼光を瞳に宿すと、 「キサマ、オレの寝顔をずっと見ていたのか」 「…ああ」 「…フン。酔狂なヤツだ」 毒舌もすぐさま復活したが、そのほおが赤く染まっていることに、ネイルは気付いていた。 「皮肉屋のお前らしからぬ、ずいぶんとあどけない寝顔だったからな。 だが安心しろ、寝言を言ったり涎をこぼしたりするような醜態は、晒していなかったぞ」 「―――ぶっ殺すぞ、キサマ!!」 「悪かった悪かった。だが本当に、無邪気な寝顔だったぞ」 「…フン」 ネイルは笑って、相手の肩を抱く腕に力を込めた。ピッコロは抗わなかった。 再度沈黙が二人の間に充ちたが、それは長くは続かなかった。それを打破したのはピッコロだった。 「おい」 「なんだ」 「キサマ、傷はもう良くなったと言っていたが、ここに残っているぞ」 「どこだ?」 ネイルの右瞼を、ほっそりと長い指が優しく撫でた。痛みはなかった。 「ここだ」 「そうか。が、じきに消えるだろう。 よしんば消えずとも、向こう傷は戦士の恥にはならん」 「オレはそう思わん」 「…なに?」 「オレはキサマの顔が好きだからな。その顔に傷が残るのは嫌いだ」 「……………」 自身はひどく照れくさがりのくせに、人が赤面するようなことをどうしてこいつは平然と口にするのか。 「…そうか。わたしの顔が好きか」 「ああ」 「おまえの顔に似ているからか?」 「?そうなのか」 「似ているとも。鏡を見れば一目了然だ」 「鏡だと?そういうものがあるということは、書物か何かで読んだ記憶があるが、現物を見たことはない」 「なら明日にでも持ってきてやろう」 ピッコロは嗤った。片ほおを歪めるような嗤いだった。 「気持ちはありがたいが……いらん」 「なぜだ?」 「オレは忌人だ。忌人のオレが、キサマのように綺麗な顔をしているわけがない。 キサマはさっき、オレの顔と自分の顔が似ていると言ったが……いかなキサマの言葉であっても、そればかりは信じられん」 ネイルは黙った。 気まずい沈黙が、二人を訪なった。 結局、三つ目の太陽が沈むまで、二人は共にいた。 言葉を交わすことはそう多くはなかったものの、ピッコロの肩を抱く手を、ネイルは離さなかった。相手も離せとは言わなかった。 いつしかピッコロは、そのほおをネイルの肩先に寄せていた。ネイルはそれをそっと撫でてやった。 明日もまた会うことを約して、二人はその場を離れた。 村に帰りついたネイルの念頭には、ピッコロに鏡を見せてやることしかなかった。そんなネイルが、アジッサの苗木畑の傍らにさしかかった時だった。早くから畑に出ていた同胞が、ネイルを呼びとめたのは。 「…ネイル」 「リヤか。早いな」 「お前、何処に行ってきたんだ。いや、何をしてきた………」 「…なに?」 「自分じゃわからんのか。今のお前からは、汚(けが)れた闇と、重苦しい血の匂いがするぞ…」 「……………」 ネイルは黙った。答えるべき言葉がない。 爽やかな筈の朝風が冷ややかさを増したと、ネイルは思った。 つづく。 [*前へ][次へ#] [戻る] |