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企画部屋
トロイカ・ファンファール。後篇(スーダン・田中眼蛇夢&左右田和一/チイカ様)
※お相手は田中くんと左右田くんです、お題文字は「と」とさせて頂きました。(※チイカ様よりリクエストで頂きました、重ねてお礼申し上げます…!!)

※こちらは前篇の続きとなっておりますので…もし宜しければ、同題の前篇をお読み頂きましてからお読み頂けますと恐悦至極でございます。

※そして今回のわーにんですが、一応左右田くんが引き続き井澤考察範疇内最大に俺様されております予定です。(あくまでも井澤比なので、現実と激しく異なる場合がございます…深謝。)
ですので、脱ソニアちゃんな左右田くんなんて…認めないわっ!!という可憐乙女の皆々様は、どうかどうかお気を付けて頂けますと幸いです…。

また対左右田くん戦線の為、後篇も覇王様は残念度2割増(※井澤比)キャンペーン中です…重ね重ね申し訳ございません。。。
もう井澤の残念無念な田中くんなんて見たくないのよっ!!!という佳麗淑女の皆々様は、お戻りになられました方が良いかもしれません。。

……あ、前篇より長いです(真顔←さらっとヤメロ)

※主人公ちゃんは前篇に引き続き皆無仕様ですので、皆々様のお力で是非ラブリーっ子にして頂けましたら嬉しい限りでございます。

※もしも上記諸々、ご快諾頂けます皆々様がいらっしゃいましたら、、、再度多大なお時間頂きます事と存じますが、こちらもご一読頂けましたら幸いです。


*****



―かの雑種を葬り去ってくれるが地獄列車の乗場へと。
それに続く階梯を上るが最中、

『あ、3人だと2組に分かれないとだね。
うーん、席順どうしよっか…分りやすくグーパーで決めちゃう?』

みょうじがそれを言問うてくる。



……座順、か。
確かに此れまでが車駕(乗物)と異なり…三人で、という訳にもいかんからな。


そこで彼女が提言を呑むべく声を発し掛けたところで、

「あーけどよ、それだと男同士で隣になる可能性出ちまうし…。
オレと田中でじゃんけんして、勝った方がみょうじの隣っていうのはどうだ?」

田中と隣になんのだけはぜってー嫌だしな!


青褪め尽くした顔ながら、雑種が再度吠え割入る。
が……それは最もだ、と俺様もそこは同意をして遣る。



だが此度に限ってはそう拘る事も無いだろう。
仮令、雑種にみょうじが隣を奪われたとて……奴は更なる醜体を曝し上ぐるのみ。

むしろ終着を迎えたが後こそが問題なのだからな?





……その予断が基に、座順を決める石拳にも気易く臨んだ訳だが、


(む………勝った、な…。)


それが功を奏したかのように、彼女の隣に座る事と相成った。


……ま、まぁ…どちらでも構わん、とは惟っていたが、やはり心嬉しいものだな……。


僅かながらこの僥倖を噛み締めれば、

『じゃあ、田中くんが隣だね。』

私ジェットコースーターは本当に初めてだから、悲鳴とかすごくあげちゃうかもしれないけど……その時は、ごめんね?


そうはにかむみょうじがまた何とも言えず愛らしく……



「だああああー!!
なんっでチョキ出しちまったんだよオレはああ!!!」



………俺様達が背後で喧々と響く、雑種が咆吼さえ無ければと。
やはりこの現場を厭が上にも忌々しく呪う。




――



フッ…だがそれも、此の場まで。
奴を地獄へと牽き誘う車駕が終焉までの事。

只俺様はその刻を、彼女が隣にて待つのみ―。












…だと思われたのだが、
場席へと坐し、発車を報せるブザーまでも轟終えたが刻まで来て、


『た、田中…くん……ご、めん、私……。』

…高所恐怖症…かも、しれない……。


何の表徴も観えんままに……みょうじがそれをぽつりと零す。


「……ッ!」


しかしその音全てを俺様が鼓膜が拾収し得たが頃には、
既に機体はスタートを切っており……


『あ、わ、あっ…きゃあああああー!!』


同時に上がる彼女が喚声と、
恐らく無意識なのだろうが……彼女が左手に、握り取られた右手へと、意識が篤と取られてしまう。





……ウサミを呼び、彼女が為にこの機体を一刻も早く止めて遣るべきだったのかもしれん。


だが触れ合うが手に因り揺さぶられ続けるマインドでは、その思慮へは欠片も至れず……

機体が軋鳴く毎に、傾斜付く毎に、速度を増す毎に、何より降下浮上をする毎に。


ぎゅっと、必死に、俺様へ縋るかのように…俺様が手を握り締める彼女が手の感触に、

彼女にとっては地獄へと通ずる軌跡である事を解りつつも……このままこの軌跡が終わらぬ事までも願ってしまうのだ。


(……みょうじッ……ッ済まん…!!)




――




…やっと……終わっ、た……。

ジェットコースターって…もっと楽しい乗り物だと思ってたのに……。

お化け屋敷よりも怖いなんて………もう絶対に、乗らないと思います…。



生きた心地がしない、っていうのはこういうことなんだな…と本気で思うほど、全身がぐったりしてる。

動けないし……少しでも動くと下が見えちゃって怖くて……。


だからそのまま、必死にしがみ付いてたバーに身体を預けていれば、

「……みょうじ、大丈夫か?」

隣に座ってた田中くんが、心配そうに声を掛けてくれる。

『……うん、なんとか大じょぅ………。

…わぁっ!…ご、ごめんね!!』

それでむくっと起き上がってみたら……

…自分の左手が、バーじゃなくて田中くんの右手を思いっきり握ってて。


(もっもしかして…ずっと握っちゃってた!?)


そのことに気付いて慌てて彼の左手を解放するけど…


(わざとじゃないけど……田中くんってこういうのだめなんだよね…?
うーやっちゃったな…。)


せっかく誘ってくれたのに嫌な思いさせちゃった、と肩を落として反省する。



少しだけ沈黙ができちゃって、これはやっぱり怒ってるんだろうな…と思っていれば、
フッと田中くんが笑う声がする。

「……気にするな、貴様に悪気等微塵も無かった事は解っている。」

……まぁ貴様で無ければ、直様に振解いていただろうがな…?
何ならば、このままずっと……握っていても構わんが?




で、でも…怒ってないみたい…だけど、
さっきとは逆に…田中くんの右手が私の左手を包むように握って、きて……





……う、ウサミ先生、
…こういう時も…どうしたら、いいでしょうか……?









(田中くんが何を考えてるのかはわからないけど…許してくれた、ってことだよね…?)


と、止まりかけた思考をどうにか動かして、

『え、えっと、その…あ、りが、とう…でも、多分、そろそろ、平気…だし…。
あ、でも…降りるのに……手はかしてもらいたい、かも…。』

「…ああ、良いぞ。」

実は少し腰が抜けちゃって、立てそうになかったから…彼の厚意にちょっとだけ甘えさせてもらってしまったり…。


握られたままの左手が一度ぐっと引かれれば、簡単に私の身体が持ち上がる。


(わ、わぁぁ…田中くん……力、強いんだ…。)


彼に立たせてもらって、無事にジェットコースターから降りて……。







……なのにそれでも握られたままの左手に、さっきまでとは違う動悸がします…。






ど、どうしよう……。

放して、っていうのも冷たい…かな?
なんか嫌がってるみたいに思われちゃうかもしれないし……というか、私が先にしちゃったようなものだし……。

だからってずっとこのままでいるのもおかしいような……。



妙に早い心臓の音で、周りがどんどん見えなくなっていって。

余計に握られた左手に意識が集中しちゃって困る、けど…





(………あれ?

でも…その前に何か……忘れてる…ような?)




んー…なんだろう…?

そういえばジェットコースターに乗る前より、すごく静かになったような………








…って、あああー!!!



『…そっ、左右田くん!!』

私だってこんなに怖かったんだもん、左右田くんなんてもっとひどいかも…!


そう思ってジェットコースターの方を振返れば、後ろの座席で顔真っ青で瀕死状態に陥ってる左右田くんが。


わーやっぱり…!!



『た、田中くんっ!左右田くんがっ泡吹いちゃってる…!!』

とにかく今はこっちの方が大変!
と、彼の惨状をすぐに田中くんにも知らせるけど、

「……む、そうだな。
ならば奴は此の場に置いて往くか…。」

なんて返してきて……もー!仲良くしなさい!!


『そんなのだめです!
3人で来たんだから、帰りも一緒じゃないとウサミ先生に怒られちゃうよ!』



そうぷくっと怒ってから左右田くんを助けに行こうとすれば、

「……みょうじ、俺様が遣ろう。
先ず貴様が力では降ろせんだろうしな。

だが何より……貴様が雑種に触れるのを、みすみす赦す訳にもいかんからな。」

と田中くんに止められて……。
またフッと柔らかく笑ってから、左右田くんを助け起こすために自然と握られていた手が放される。







……それにすごくほっとしている自分と、少し寂しいような気がしている自分が居たりもして……。









……ん?


(わぁぁっ…寂しい、だなんて…私なんてこと思っちゃってるんだろう…!?)




自分で自分の思いにびっくりして……
そんな思いを頭から吹き飛ばそうと、1人脳内でわたわたしちゃってたせいで、


田中くんがいつの間にかウサミ先生を呼んでいたことも、
実は田中くんじゃなくて、ウサミ先生の魔法(?)で左右田くんが下のベンチまで運ばれていたことも、
その時に私も一緒に運ばれていたことにも、


……全然、気付きませんでした。


(…あ、あれっ!?私いつ階段下りたんだっけ…?)


――



『はい、酔い止めのお薬でちゅ!
酔った後でも効きまちゅから、左右田くんが起きたら飲ませてあげてくだちゃいね!』

そう言って、ウサミ先生が帰り際にお薬を渡してくれる。

それをしっかり受け取って、
ちゃんと左右田くんを介抱してあげなきゃ!
という気持ちになんとかシフトチェンジできました。



でもお薬を飲むには飲み物が要るよね?

…ということで、田中くんになにか飲み物をもらってきてくれるようにお願いする。
私が取りに行こうかとも思ったんだけど、2人を残してまたケンカになっちゃったら大変だしね。


……本当は左右田くんが気が付くまで、このまま田中くんと2人で居るのはちょっとドキドキしちゃいそうだから、っていうのもあったりするんだけど…。


(…あんなことがあって、すぐに平然とはいかないよね……。)




田中くんがお遣いに行ってくれてる間に、近くの水道でハンカチを濡らして左右田くんのおでこに乗せてあげる。

その冷たさが良かったのか、

「……ん?あ、みょうじか…?」

気が付いてくれたみたいで、ひとまず安心。


『左右田くん、大丈夫?
今田中くんに飲み物もらってきてもらってるんだけど……酔い止め、飲めそう?』

「おー……まぁ、なんとかな…。」

そう言って笑ってみせてくれるけど…顔も青いし、やっぱり相当辛そうで。


やっぱりジェットコースターに乗りたい、なんて言わなければよかったかな…と落ち込んでしまう。

『ごめんね、左右田くん…。
こんなに乗物酔いひどいのに、付き合わせちゃって…。』

「あー…何で謝んだよ、みょうじが悪ぃ訳じゃねーだろ?」

左右田くんはそう言ってくれるけど……、
遊園地に行きたいって言ったのは私だし、左右田くんのことも聞いてたのに…。
とやっぱり責任を感じちゃって、

『でも…。』

とまた謝ろうとすれば、左右田くんが寝ていた身体をベンチから起こして、私を真っ直ぐに見てくる。


「…だからさ、ジェットコースターだってオレが自分の意思で乗ったんだぜ?
大体よぉ、オレがこんなひでえ乗物酔いだっつーのに来たのだって……みょうじが居たからだ。」
こうなるって解ってても…それでも、嫌だったんだよ。
田中と2人で行かせる位なら、こんなの何ともねーよ。

…つー訳だから謝んなよ、な?



って…そんなことを見たことない位真剣な顔で言ってくるから……なんだかドキッとしてしまう。



(い、今の……

それだけ私と一緒に行きたかったから、
って聞こえちゃったけど……考え過ぎ、かな?)


……なんて気にはなりつつも聞けなくて。

また謝ったら怒られちゃいそうだし…と、とりあえずお礼を言っておこう…。


『……う、うん、わかった、もう謝らない…。
でっでも…一緒に来てくれてありがとう…。』

「おう!
……まぁちょっと情けねーっていうか、カッコ悪ぃところ見られちまってるけど…お陰で今、2人っきりだしな?」

これでこのまま、田中が帰って来なかったら最高なんだけどなー。


でもお礼を言ったら……すっかりいつもの調子というか、飄々とした口調に戻っちゃって。



けっけどっ……
言ってることは、なんだかさっきより……
…私と一緒に居たいって、言ってくれてるように聞こえてしまうというかなんというか……



思わず……冗談で言ってるわけじゃない、のかな?
とか思っちゃって……。



(……ってまた!
なんてこと思っちゃってるんだろう…っ!?)




私ちょっと自意識過剰なのかもしれない…!
と、今回も頭からそんな考えを追い出そうと格闘していたせいで、


「…みょうじ、済まん、待たせたな。」

「ケッ、噂をすれば…ってヤツだな、もう帰って来やがった。
けどまぁ…何だ、田中にも迷惑掛けたみてえだしな、一応謝っとくわ。

………で、オレのどれだ?」

「……何を言っている?
男に使われる趣味は無い、ましてや貴様の等…有る訳が無いだろうッ!!」

「はぁ!?みょうじに頼まれたんじゃねーのかよ!?」

「まぁな、だからこれはみょうじと俺様のだが?」

「いや違ぇだろ!みょうじはオレの分頼んだって言ってたぞ!?」

「フン……終に耳まで患ったのか…。
みょうじが貴様の為等と、心を折るはずも無いというのに……。」

「何でそうなんだよ!?耳可笑しいのは完全におめえだろ!!」

「……それより雑種、醒めたならば其処を退け。
みょうじの隣は俺様が坐すべき場所だ、即刻明渡すが良い。」

「それで、はいそーですかって譲る訳ねえだろ!!つかおめえの席じゃねえし!!」


いつの間にか田中くんが帰ってきてたことも、
帰ってきて早々に2人が言い合いを始めてることも、


……しばらくは全然気付かなくて。

ヒートアップしたケンカを止めるのにも、すごく時間が掛かっちゃいました…。


(はぁ……この2人、全然仲良くなってくれないなぁ…。)




――



なんとか2人のケンカを止めた後も、色々なアトラクションに乗って楽しんで、3人で遊園地を大満喫。

でも楽しい時間はやっぱり過ぎるのが早くて……もうすっかり日が暮れ始めた夕方です。



コテージまで送ってくれた2人が、今度は夕日をバックにしている姿に、ちょっと朝の光景がフラッシュバックする。


(2人同時にお誘いがあったときはどうしようかと思ったけど…3人での遊園地、本当に楽しかったな。)


改めてそう思って、

『2人とも今日はありがとう!すっごく楽しかったよ!』

それじゃあ、また夕食の時にね!
と言おうとした時に、



「みょうじ、今日日は俺様もなかなか愉しかった。
……だが、始終要らぬ邪魔が入っていたからな、次機からは二人で往きたいものだな…?」

ああ、俺様としては…明日でも良いのだが?


と、左耳に田中くん。


「みょうじ、その…今日は迷惑掛けちまって悪かったな…。
けど遊園地じゃなかったらオレも大丈夫だし……挽回するチャンスくれねえか?
ほら、今度は映画館とかさ!!」

あ、でもその時は田中抜きで…二人で、だかんな!?


と、右耳には左右田くん。






……また2人から同時にお誘いされてしまって、なんだかすごいデジャヴ感。





でも今朝と違うのは、2人で、って…言われたことで…。


その言葉に、
今日の2人との…特に、2人っきりだった時のこととかも思い出しちゃって……。


帰って行く2人の背中を見えなくなっても、まだ胸がドキドキしちゃってて……。




………もう2人のことが頭から離れそうにないんですけど、
ウサミ先生…どうしたらいいですか……?



(も、もしかして……2人が仲悪いのって、私のせいもあったり……?)







*****


おまけでちゅ。



夕飯も終わった後、コテージに戻る途中でウサミ先生にバッタリ会って。

『みょうじさん、今日は3人でおでかけでちたけど…どうでちたか?』

と聞かれたので……悩みに悩んでる2人のことを、ちょっと相談してみることにしました。





『……っていうことがあって……。
あの…わ、私、どうしたらいいと思いますか?ウサミ先生…。』

そして簡単に今日の遊園地でのことを話して…
私の意識し過ぎかもしれないし、先生の意見が聞きたかったんだけど、

『たっ…たっ…。』

『た?』

『っ大変でちゅー!!!』

なんだか先生も大慌てになっちゃって……。




『うーやっぱり大変でしょうか……。』

でも先生が慌ててるのは、
この2人が思ってたよりらーぶらーぶとは程遠いからかな?
と思ってたのに、


『…でも安心ちてくだちゃい!
先生がちゃんと2人に、みょうじさんのこと聞いてきてあげまちゅからねっ!!』

急に先生がそんなことを!!
ってウサミ先生!?
なっ何を聞くつもりなんですか!?

『ええ!?まっ待ってください!ウサミ先生!
やっ…やめてーーっ!!!』


…という私の叫びでは先生の瞬間移動(?)は止められず、、、


――


『田中くん!先生聞きたいことがあるんでちゅ!!』

「む、ウサミ……何用だ?」

『あの、みょうじさんのことなんでちゅけど……。
もうズバッと聞いちゃいまちゅが、みょうじさんのことどう思ってるんでちゅか!?』

「ああ、みょうじか…。
貴様が何を気に掛けているのかは知らんが…みょうじは俺様が娶る積りだからな、貴様が案ずるような事は何も無い。
フッ…此れも因果律に拠り定められたるところだ……。」

『えっええー!めっめとっ…。』
「…?どうかしたか?」

『い、いえっ!続けてくだちゃい!』

「……そうか、ならばそうしよう。
そうだな、先ずはみょうじが如何に愛らしいかからだが……。
…いや、本来ならば言の葉で語り落せる次元等遥かに超越しているのだがな?
まぁ特別に実例を伴い、貴様でも解せるように説いて遣ろう……(以下略)。」



――



『左右田くん!先生聞きたいことがあるんでちゅ!』

「あ、ウサミ?何だよ?」

『あの、みょうじさんのことなんでちゅけど……ど、どう思ってるんでちゅか!?』

「あーみょうじか?
そりゃまぁなんつっても可愛いよなぁ!なんかこう守ってやりてーって感じすげえするし。」

『らっ…らーぶらーぶ以上、なんでちゅか!?』

「ま、簡単に言やぁ…そういう事になんだろうな。
つかこの前もさぁ…あ、みょうじって甘い物好きだろ?
だからさ、オレのデザートもやるよって言ったら、ありがとう!ってすげえ喜んでくれてさぁ、その時の笑顔がまた可愛くてよぉー…(以下略)。」



――


……数時間後、戻ってきたウサミ先生から、なぜか映像付きでこんな2人との会話を見せられて…。


『…って、言ってまちたよ!2人ともみょうじさんが大好きなんでちゅね!!
それでみょうじさん、どうちまちゅか?』


そうにこやかと聞いてくる先生に、

『こういうのって、本人に見せちゃいけないと思います…。』

とは言えなくて……。
というか…もう手遅れだよね………。




(…も、もしかして…とは思ってたけど………。

そんな先生からも…だ、大好き…って、太鼓判まで押されちゃうなんて……。)




ほ、本当に…2人とも、私のこと……?






……考えれば考えるほど、何も答えられないというか、顔に熱が集まってきて、視界がぐるぐる揺れ始めて…。



もう、もう…どうしたらいいのか、本当にわかりません……。






ぷしゅーっ&ばたんっ!



『…あれれ?みょうじさん?どっどうちたんでちゅか!?』





おまけ・終

******

はいこちらは…「田中くん&左右田くん」と「遊園地」で「遊ぶ(取合われる??)」というお題で書かせて頂きました。。。

えー…もうー…あれですね、言い訳…しないよ(ニコッ…<死亡フラグの大量生産やー!!灰燼)

全然2人とも俺様じゃねええええええええええ!!!!!!
しかも冗談抜きで長ええええええええ!!!!!!!

って事ですよね、はい、十二分に理解しております…大変申し訳ございません…。
あ、井澤の首はここです(刀差出し)

長さに関してはね、そら終わらないはずですよね、でもメリーゴーランドは譲れなかったよね…!!キリッ(そういう無駄な拘りは捨てろ)

こちらでは言い訳致しません代わりとして…井澤の個人的推しポイントだけさらっと書かせて頂けましたら恐縮です……懺悔はね、いつものね、あの頁でお待ちさせて頂きますので、ね(ニココッ…)

左右田くんはガッツリメリーゴーランドに乗ってるのは、なんか面白可愛いと思います…!!(故に削りませんでした真顔)
田中くんは…全体的に左右田くんを敵対視し過ぎてるところが可愛いよね(笑顔<うわぁ)

他にも勝手な推しポイントはございますがマニアックA GOGO!!な気がするので懺悔室に保管させて頂きますね……汗(細かいな!!って思われるかと存じますので汗汗)

……なんだろうな、もう謝罪するしか無さ過ぎて謝罪の仕方がぶっ飛ぶ程に申し訳ないです(燃尽)
大変に、誠に、申し訳ございませんでした……(土下座×無限大数)

こんな一字一字が苦痛に溢れる拷問文にも関わらず、、、最後までお付き合い頂きました皆々様、本当に本当に有難うございました。
前後篇、共にお読み頂きました皆々様が万が一いらっしゃいましたら、お疲れ様でございました…グロモント(栄養ドリンク)どうぞ、です。。
改めましていつもお付きあい頂きまして恐悦至極でございます、この度も誠に有難うございました!!

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