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バトルロワイヤルパロ
基山ヒロト 1/3

少年は、薄暗い森の中へ歩を進める
その足取りは重かった

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少年、基山ヒロトは近くの木の陰に身を潜めていた
無理に動くのは危険だと判断したからだ
(凄く疲れるな……)
ヒロトはぐっと拳を握る
その手は恐怖で震えていた

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ヒロトは自分の持っているバッグを開ける
中に入っていたのは
一リットルの水が入ったペットボトルが2本、
地図、方位磁針、
時計、懐中電灯、そして……

ピコピコハンマー

何故ピコピコハンマーなのかは分からない
だが、これが監督の言っていた
『自分の命を守る物』なのだろう

あまりにも残念な結果に、ヒロトは思わずため息をついた


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あきゅろす。
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