小説 恋する動詞111題(焦がれる〜懐かしむ) さて、この前のお題の小説、書きました。 ・すごく短い。 ・しかもわけわからん。 ・ジャンル・CP混在。(初めに書いてあります。) ・マイナーCP有り。 ・全部一発書き(これはいつものことだけれども。) ・10分クオリティー。 ・死ねたとかも注意無し。 以上、どれか一つでも嫌な方、読まない方が良いです。 お題は“確かに恋だった”様より。 --------------------------------- 焦がれる(ヘタリア/露立) 眩しすぎる。 彼は、汚れた僕には似合わないほど、眩しい。 だから、そんな輝きをなくしてみたかった。 違うか。 欲しかった。 彼みたいな輝きを、手に入れたかった。 自分がとうに汚れてて、彼に触れたら彼まで汚してしまう。 そんなのは、最初から知ってる。 「イヴァン、さん、」 綺麗な若草色の瞳に、僕の歪んだ顔が写っている。 「……」 何も言わないでいると、突然、トーリスが微笑んだ。 「俺は、あなたが思ってるほど、汚れてないわけじゃ無いですよ。」 (焦がれていたのは輝きにじゃなくて、) (彼に、だった。) 追いかける(drrr!/静臨) 死。 誰の上にも、憎らしいくらい平等にやって来る。 そう、誰の上にも。 「…俺を此処まで弱くしたのは、シズちゃんだよ。」 彼は何処までも無表情。 何処までも悲しそう。 「だから、ちゃんと責任取ってよね。」 地獄で。 そう呟いて、彼は消えた。 (後追い自殺なんて、馬鹿らしい) (って、言ったことがあった) 諦める(?/?) 好きだったよ。 ううん、今も好き。 好きだからこそ、俺は君の所には居られない。 ねぇ、 絶対、幸せになってね。 俺が、此処を出て行ったのを後悔するくらい、 幸せに、なってね。 (こんなの、よくある話でしょう?) 懐かしむ(イナイレ/円風) 「あ、」 急に声を上げた彼を振り返ると、何処かへ走る後ろ姿が見えた。 「どうしたんだよ? どっか変わってる所でも有ったか?」 久しぶりに帰ってきた彼に、冗談交じりにそう声をかけると、 「変わったものじゃなくて、変わらないものを見つけたんだよ!」 と、謎掛けか何かのような答えが返ってきた。 呼ぶ彼に着いていく。 …この道、は、 「全然変わってないなぁ!」 いつもの、鉄塔だ。 唐突に彼が抱きついてくる。 不安になったときの癖。 「なぁ、お前も変わるなよ。 俺を置いて行ったり、しないで。」 長かった髪をばっさり切ってしまった彼が言った。 (そうだなぁ、風丸の髪が伸びたら、) (一緒にオランダにでも行こうか。) -------------------------------------- (C)確かに恋だった http://85.xmbs.jp/utis/ http://utis.b.to/many/1?.ref=mail [*前へ][次へ#] [戻る] |