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企画・アンケート小説
Case11:秩序の義士(DFF)の場合


「う、ぅ…ここ、は……」

眼を覚ますと、異様な空間が彼の視界に映る。パンデモニウムに近いドロドロしたこの世のものとは思えない場所。その場所で彼――フリオニールは肉槐のような触手に四肢を拘束されて体を満足に動かせない状況に陥っていた。肉槐とヘドロと難ともいえない触手の集まり。それらがフリオニールの視界いっぱいに映りこんでいる。

「く…体は、飲まれて、いるのか……」

この生物なのか肉槐なのかわからない魔物にフリオニールの下半身は飲み込まれていた。足の感覚が存在しバタつかせても動く為どうやら溶かすのではないようだ。だが腕は肘から下が完全に触手に吸われていてまともに動くのは首だけのようだ。

「そうだ、ここは……っく、俺、は確かあの時……皇帝によって、」

フラッシュバックで思い出すのは自分が宿敵である皇帝に敗北し、薄れ行く意識で皇帝が自分の頭を掴んだことだった。


「貴様には死よりも醜い罰を与えてやろう。いっそ殺してくれ、といわんばかりの――な」



――フリオニール編――


魔物はフリオニールの意識があるのを知って動き出した。
フリオニールの服を引き裂き、乳首を露出させ肉槐の触手が大きく口らしきものを開けて咥えこんだ。

「な……やめろ!何をする気だ!?」

片方だけではなく、両方の乳首に触手は吸いつき、じゅうじゅうと赤ちゃんがおっぱいを吸うような感じで乳首に刺激を与えていく。舌らしき触感がフリオニールの乳首を舐めたてフリオニールは未知の快感に首を振って耐える。

「俺は、男だ……おっぱい、なんか、な……」

ない、と言おうとしたときに、男性の性器を模した一際大きな触手がフリオニールの口腔内に無理矢理こじいる。

「んぐむぅ、んんっぅーー!!がはっ、ふぐぅうう!?」

唐突のことにフリオニールは対応が出来なかったがすぐに首を横に振って触手から口を離す。しかしそんなことは許さないと言わんばかりに後ろの肉の壁が迫より、フリオニールの後頭部辺りを固定させてしまう。頭の半分は肉槐に埋まってしまった。
決して口を開かないフリオニールに焦れたのか無防備な下半身を攻め立てると、ビクンと感度が走る。

「ひぐぅ!ふごぃぉお!?」

口が開けた瞬間を見逃さない触手ではなかった。触手ちんぽがフリオニールの口の中に入り込む。ドロドロとした難ともいえない感じにフリオニールは顔をしかめる。
その間も乳首は吸われ続けて少し広がっていた。触手が分泌していた体液は人間の体を変える効能があるらしくフリオニールの体は彼の知らないところで少しずつ変化していっていた。
その証拠に、大きな触手ちんぽがフリオニールの口腔を犯していても痛みが感じられない。寧ろもっと舐めたいと思うようになっていた。

「あ…ッ、んんっぅ、あ、あ!」

乳首はぷっくり膨れ上がり、陰茎は触手に飲み込まれてオナホールのような感じでじゅぷじゅぷと吸われ続けている。もう、体が自分のものじゃないかのようだ。
すると魔物はフリオニールの体を突如吐き出した。だが、床も魔物の巣窟となっており、フリオニールは四つん這いのまま魔物に四肢を絡め取られていった。

「う、っぅく、う…!」

魔物は再びフリオニールの体を飲み込みつつあった。曝け出された後穴に、魔物の生殖器だと思われる巨大ないぼと触手がついた化け物が吸い付いた。

「ぁ、ああ……ッ、や、うぁあッ!!」

そして陰茎も飲み込んでいた触手とは別の、イソギンチャクのような襞といぼと小さな触手を持った魔物の一部がにゅるにゅると絡め上げ、ずこずことしこっていた。

「いぃ、やぁあ、ぁあだッ!!う、ぐぅ、んん!!!ぁああ!!くい、ひぃ……ひゃぁぁああああ!!でるっ!出ちゃ……!!せーえき、どぷどぷ出しちゃうよぉぉ……!!」

触手はズチュズチュと音を立てて刺激を与え、先端を抉るように攻め続けた。あまりの快楽に、フリオニールは舌を突き出し、声をあげて射精した。息を整えるフリオニールだが触手の責めは終わらなかった。再び敏感な先端を弄繰り回し始め、じゅぽじゅぽと尿道をも抉るように攻め立てる。

「ひゃぁ、はッ!!さきっぽと、裏筋、ひゃめ、らめぇぇ!イッちゃ、またどぴゅどぴゅせーえき出しちゃうううう!!」

その直後、押し黙っていた魔物の生殖器がぐぷり、とフリオニールの先端から一気に奥まで侵入した。

「んんほおおおおおお!!ひぎいいいい!!ふほぉおお!!やめ、ぇぇえ、やめええ!!」
「はひぃぃ!ひゃふうう!!射精止まらないいいい!!」

ぐちゅぐちゅと生殖器はフリオニールの後穴を縦横無尽に攻め立てる。ドクドクと脈打つ生殖器に、フリオニールは魔物が自分の中に吐き出すと直感し、抵抗するも後の祭り。生殖器はどっぷり、とフリオニールの中に精液を吐き出した。
終わったかと思ったフリオニールだが再び魔物が蠢きだした。
まだ終わっていなかった。



「んぶぅ、ふぶうう、ふぐぅうううう!!ふむぅ!」

じゅぷじゅぷがぽがぽと、魔物の触手がフリオニールの口腔を犯し続けている。後ろにはまた違う個体の生殖器を埋め込まれ、陰茎は魔物の一部が玩具としているようにひたすかイかされ続けている。

「んんぶうう、も…ゆ、して……っやぁ、め、でぇえ!んぶぅうう!!」

うにゅうにゅと触手が変わる変わるフリオニールの口腔と後穴を犯して挿入し責め続けている。何度も何度も魔物の濃い精液を吐き出され、フリオニールは次第に意識が混濁していった。

「気持ち悪い、けど……このねばねばした感覚を味わうとちんぽがビンビンに勃起しちゃう…」

そのとき、おなかの中がぐぷっと蠢いた。中に吐き出された魔物の精液や分泌液によってフリオニールの体は魔物の子供を孕む苗床にされていたのだ。

「ああぁぁあ!!おなかが、おなかがぁぁああ!!もうせーえき出さないでええおなか壊れちゃ……!!」

そして生殖器が抜け出した途端苗床が終わり魔物の仔供は膜を覆ってフリオニールの後穴から生まれ出た。

「ひぎぃぃいい!!うぁぁああ、あああーーーーッ!!」

ビチャビチャ、とフリオニールの後穴からナメクジのような感じの魔物の仔はそのままフリオニールの後穴をずぽずぽ出入りし溢れた蜜を吸い取っていった。

「は、はひ……ぃ、や、……!!」

フリオニールの意識はそのまま、じゅぷじゅぷと自分の後穴を弄る魔物の仔の存在を確かめながら闇に堕ちていった。

おわり



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