[携帯モード] [URL送信]

企画・アンケート小説
一樹様リク/ガルド×イサム/喧嘩→仲直り/病院パロ
一樹様/ガルド×イサム/喧嘩→仲直り/病院パロ

「あ、ボーマン主任おはようございます」
「あぁ、おはよう」
「おはようございます、主任。」

朝。ガルドの勤める飛行機製作会社の開発チームは普通のサラリーマンのような出勤から始まる。ここのチームのボスのガルドは一番遅く出勤するがそれも夜遅くまで仕事をしていたからであって誰も不快感を催すものなどいない。

「そういえば聞いた?ダイソンさんの事。」
「うん、聞いた聞いた。相変わらず凄いわよね、この前の航空ショーだって単独であんなに旋回して魅せていたんだから。」

女性社員達がイサムの話に花を咲かせる。
しかしここでガタンと凄まじい音がして部屋が地響きで揺れた。
部屋の中にいた社員達はびくっとし、その震源地にギギギと首を向ける。

「しゅ、主任…いったい、どうされた、のですか…」
「これから奴の名前を出したら俺の変わりに残業だ、いいな。」

ガルドは低い声でそう述べ、手を洗ってくると部屋を出て行った。社員達は息を掃き、床に倒れこむ。ガルドが力任せに叩き付けた机は、そこの部分だけめり込んでいた。

「・・・・・修理、確定だよな」

手を洗っていたガルドは、理性が戻り先ほど八つ当たりをしてしまった自分を悔いていた。いらだっていたのは確かだ。そう、あいつが悪い。ガルドは珍しく感情のままにイサムが悪いと今回の事件を決め付けていた。

「いくら酒の席とはいえ、俺の目の前で……」



[前へ遡って観る][次へ逝って視る]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!