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企画・アンケート小説
aoi様リク/ルガール×ヨハン←ゲーニッツ/MUGEN/ゲーニッツの片思い?
aoi様/ルガール×ヨハン←ゲーニッツ/牧師の片思い

「彼を手に入れたい、何としてでも」

オロチ八傑集の一人である私がこのような俗っぽい想いを持つようになったのは、やはりこの世界に召喚され、あの男とチームを組んだからだろうか。思えば、あの男は私の正体を知らずに普通に接してきた初めての人間だ。(まあ私も彼の過去や経歴を知らないのだからお相子なのだが)
いわゆる、つり橋効果というものだろうか。私は次第に彼と一緒にいるのが心地よいと思うようになり始めていた。

「それで、何で俺のところに相談しにくんだよ、牧師さん」
「君は元の世界ではハーレムだと聞いておりましてね、ならば相手を落とす常套作戦なども知っているかと。あぁ、ちなみに断ったら……どうなるか解っていますね?」
「解った!!解ったから俺の首を掴もうとするな!!」

流石に恋情などといった俗っぽいに疎かった私は助言を請う事にした。(社やシェルミー達に推薦されたのもある)最初は遠野という少年に聞こうとしたが彼が言うには「僕は相手の女の子に5回中4回殺されるんだけど…こんな僕の助言でもよかったら…」と恐ろしい事を言うので謹んで断ってきた。いくら私でも相手に殺される鈍感眼鏡の助言など参考にしたくない。

「じゃあ、狼牙なんてどう?彼、男女問わず好かれるみたいだし(天然タラシ)、聞いてみたら?」
「ふむ、それもそうですね…彼は今どこに?」
「家にいるみたいだよ。お兄さんに呼ばれたみたいだってさ。」

そういういきさつもあり私は今、彼が間借りしていると言う一軒家にお邪魔している。元の世界では和風だったのだろうか、三種の神器の奴らの家とよく似ている。

「遠野の野郎に、か…(あいつ、手に負えないと解って俺に押し付けたな!)」
「ええ。恥を忍んで私も貴方に聞いているのですから、本気でお願いしますよ。」
「っつーか、そもそも相手のヨハン…アイツに相手いんのかよ?」
「?」
「もしいるなら寝取りはやめたほうがいいぜ。ヨハンにも、その相手にも悪い。」
「・・・・・・。」

結局、私は狼牙を連れてヨハンの後をつけることにした。


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