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GENRE=CHAOS+TITLE
生徒×教師/ヒイロ×ドモン/王道学園パロ R18


設定紹介*

ドモン(受け)
・体育教師で普段からジャージ着用
・生徒会顧問
・不器用で口も悪いが誰にでも優しい
・鈍感
・兄のシュバルツに憧れている

ヒイロ(攻め)
・生徒会役員で誰もが振り向く美少年
・不良グループの幹部
・寡黙で必要以上に喋らない
・ドモンに一目惚れ
・ちなみに初恋

*

一目惚れに近い。
運命なんだと確信したんだ。

「ドモン先生。」
「ん、あぁ…どうしたユイ?」

だけどその人は自分じゃなくて、違う人をさりげなく追っていて。

「……今度の総会で出す書類なんだが、見てもらいたい。」
「わかった。……あ、兄さん用事入ったからまた後で。」
「いや、いつでも構わない。私も今から所用で…」
「そっか……兄さん、付き合わせてごめん。」

その事実に気付いた時はもう遅くて。
感情がドロドロと俺の中で蠢いて、いつか吐き出すんじゃないかと思うくらい気持ち悪くて解らなかった。彼を見るたびにそのドロドロは溜まっていった。
見ないようにしたら今度は夢にまで出てきた。夢の中の彼は俺より大きな身体をくねらせて俺の下で喘いでいた。その後もシチュエーションは違えど、俺が彼を犯す夢を何回か見た。
俺は彼が―彼の兄と笑顔で話す姿を見て、心臓の震えと共にどす黒い欲望が目覚めたのを感じ取った。

欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい。
特に、自分が見たい表情が違う相手に向けられていたなら、その表情を自分に向けて欲しいと普通ならば願うだろう。

俺は、願った。だけど願ったって神は叶えてくれる筈がない。


だから――自分自身で彼、ドモン・カッシュを手に入れると――決めたんだ


**

「ユイ?」
「いや……少し考え事をしていただけだ。生徒会室には会長達がいるから、静かな部屋がいい。鍵を借りてきた。」
「会長……?あぁ、また恋人ではない相手を連れ込んでいるのか。」
「………。」

ヒイロは鍵を見せてドモンについてきてくれ、と促す。ドモンがシャアやガトーを嫌いとするのを知っていたヒイロは、敢えて二人の名前を出すことでドモンに二人のいない部屋に誘導していった。
ヒイロが鍵を開けてガラリと入った教室は三階の家庭科室。特別棟なので生徒達がいる普通棟とは違い生徒や教師は用がある以外滅多に通らない。

「それで、書類はどれだ?」
「これ…だ。」

黒板近くの教師用の椅子に座り、ドモンはヒイロが差し出した総会の書類に目を通していく。ドモンが真剣に見る横でヒイロは、ジャージの襟から見えるドモンのうなじや、まくった腕などの全身をあまねく視姦していた。

「(あぁ、あのうなじに吸い付いて俺の痕を残したい。いや、全身に!)」
「(割れた腹筋に舌を這わせてピクンと反応するドモンを堪能したい!)」

「ユイ、ユーイ!」
「……!」
「大丈夫か、熱でもあるんじゃないのか?」

様子がオカシイヒイロに、ドモンは風邪かと思って前髪をあげて自分のオデコとヒイロのオデコを合わせる。いわゆる、こっつん。
自分の目の前にドモンがいる、汗や太陽やジャージ…ドモンの匂いがする。そうヒイロが感じたら最後、彼の熱は上がり欲望が目覚めてくる。

「ユイ!?お前顔真っ赤だぞ!」
「いや、何でもない。」

保健教諭のシーマ先生を呼んでくる、とドモンが立ち上がりドアに向かおうと取っ手に手をかけるが、反対側の手を思いっきり引っ張られて机に押し倒される。引っ張ったのはヒイロ。背中を打ち付けて痛みに顔をしかめるドモンにヒイロは告げた。

「!?…ユイ?」
「ヒイロ。」
「???」
「ヒイロ、って呼んでくれ――ドモン。」

唐突な申し出にドモンは戸惑うが、いきなり生徒に呼び捨てにされて且つ自分も名前で呼べ、とかどうしたんだと普通は思うだろう。特に、皆の模範となるべき生徒会役員が教諭を呼び捨てにするとは何事だ、とドモン…いや、大抵の教諭なら考えるだろう。

「何を言っているんだ、ユイ。……それと、教師を呼び捨てにしてはいけない。」
「呼んでくれないのか?」
「あぁ。呼ぶ、理由も無いだろうに。」
「なら、意地でも――呼ばせる。」
「!」

ヒイロが呟いた。
腕を掴む力が強まる。力ではドモンに勝てないヒイロは、自分のネクタイをとってドモンの両手首を締め付けて抵抗を封じる。

「ぐ、…ユイ、今なら冗談で……」
「冗談だと…?ドモン、この状況のどこが冗談に見えるんだ。」

ぐいぐいと締め付けてる間に体重をかけてドモンが机から動けなくなるようにする。

「ユ……んっ、つっ…!」
「(やっとドモンに触れられる…!)ドモン…せ、」

ヒイロは、身をのりだし片膝を机にのせて馬乗り状態になって足の抵抗を封じた上で、ドモンの唇にキスをする。吃驚して口を閉じたドモンだが、ヒイロが唇を舐めて無理矢理唇を抉じ開けた上で舌を絡めてきたので、必然的に激しい口付けになる。舌を犯す長い口付けにドモンも限界になり、息があがってきていた。

「う…あ……ぅんっ、んんっ…」

満足したヒイロが唇から離れる頃には、脳に酸素が回らなくなった状態のドモンが口をパクパク開けて深呼吸していた。

「はーぁ…はぁ゛ー……ユ……イ、やめ……」

教諭としてのプライドで涙目になりつつも必死にヒイロを止めさせようとするが、その行為は今のヒイロにとってはまさに逆効果。むしろ加速する。
縛られた腕のネクタイを捕まれ上に追いやられたと思うと首筋にピリッと痛みが走る。ドモンには見えないが、左側の鎖骨や首筋辺りにヒイロが自分の痕を強く残していた。

「っつ…あ!?」

ヒイロは、ドモンがジャージの中に着ているシャツを胸元までまくりあげて乳首や腹筋辺りを、指先で触って刺激を与える。触ったりつねったりして、ドモンは乳首辺りが弱いと知ったヒイロはそこを重点的に責め立てて抵抗力を削ぐ。

「やっ、め…ッ、あっ、ぅああ…ッ!!」

舌で舐めて、指で弄って。必死に溢れる声を防ごうと、ドモンは唇を噛み締めるがヒイロが乳首を責め立てて快楽を引き出しているので声が上がってしまう。縛られた手で防ごうにもヒイロが邪魔しているので上手く動かせられない。
乳首を弄り倒したヒイロの舌と指は腹筋を撫でて舐め、臍の辺りまで降りてくる。舌先が臍穴に触れるとくすぐったくて気持ちいいのかドモンの声が上擦る。

「暖かい……ドモンの汗と体の臭い…」
「な、ユ……やっ、め…あっ、うあっ、ぁ、やああっ!」

ちゅうっ、とヒイロがドモンの臍の周りを舐めて吸う音がすると、臍の中を責め立てる卑猥な音が家庭科室に響く。ちゅぷぷちゅ、じゅっじゅる、と臍の穴を舌が責めるとドモンの体がびくんびくんと跳ねる。
ヒイロが下腹部に異変を感じ、ドモンのジャージのズボンを引き下げて下着を触ると案の定濡れていて且つ勃起していた。

「俺が望んだ嬉しい反応だ。気持ちよかった、のか……?」
「いい、い…言うなああ…それに、見る、な……!!」

口では抵抗しつつも身体は正直で。
ヒイロが下着の中に手を突っ込んで陰茎に刺激を与えて上下にしごけば、あっという間に先走りは溢れ下着に染みが出てくる。
ぐちゅぐちゅと先走りが垂れる厭らしい音だけが聞こえてしまう。

「……ッ!」
「(もっと見ていたい)」

涙目のドモンがギッと睨むがヒイロは普通にスルーし陰茎をしごく。

「ひぁ…!?やぁ、んん……ユ……イ、…あっ、出…!!」

ドクン、とドモンはヒイロの手のひらに吐き出してしまう。下着の中に吐き出されたのもあり、気持ち悪い感触。ヒイロはドモンの目の前で、ドモンが吐き出した白濁液を舐めとる。

「やめ…ろ、恥ずかし……から!」
「何故?ドモンの愛液は俺、美味しい……」

恥ずかしくて顔を背けるドモンにヒイロは、耳元で囁く。羞恥的な発言にドモンは撤回させようとヒイロの方に振り向くが、待ち受けていたのはヒイロからのキス。

「んん…うっ、んふぅ…!!」

舌を絡められる深いキスにドモンの意識は少しずつ飛びそうになる。ヒイロの手はドモンのパンツを下げ、あらわになった後孔に狙いを定めていた。

「んん…うっ!?」

先程ドモンが吐き出した愛液を指に絡めて更にどこから取り出したか解らないがジェルをまぶして指を侵入する。
痛みに体がずれ、キスから離される。ぷはっ、と息を吸う時間が手に入ったのもつかの間、今度は侵略される痛みがドモンを襲う。

「ぅぐ…ッ、あ…ッ!?おぶぅっ!」
「力を抜け……ッ!」
「無理だ……痛、い…」

二本の指で馴らしてもきゅうきゅう締め付ける。ヒイロは萎えたドモンの陰茎をしごいて勃起させ力を分散させる。指を引き抜き、今までのドモンの痴態で激しく反応している自分の陰茎を取りだし、後孔の入り口につける。

「な……!?ユイ、おま……」
「悪いが、後戻りは出来ない……ドモン。」
「!?」
「――好きだ。好きなんだ。」

ヒイロが告白したと同時に、ぐちゅうっと中に侵入する。
慣らしたがやはり処女孔で、血が切れたようだ。ドモンが痛みに耐えるなか、先端だけ侵入したヒイロはグイグイと腰を掴んで侵入しようと押し入ってくる。

「いた、ぁあ゛ああ……!!あぐぅ、うああ゛……はひぃ、抜い…」

余りの痛さに泣きたくなったが、ドモンはシュバルツ達から「男子たるもの滅多な事では泣いてはいけない」と教わった為、決して泣かなかった。唇を噛み締め、必死に痛みに耐える。

「あぁ…幸せだ……これがドモンの中……夢じゃない……」
「っつああ゛あぁーーッ!!」

一方のヒイロはそんなドモンの痛みもよく解らず、ずっと好きだったドモンの中に入れた喜びから若さ故の激しい抜き差しを繰り返していた。両腕を縛っていたネクタイもほどき、自分の背中に手を手繰らせて、ぐいっと体を持ち上げて騎乗態に持ち帰る。
重力の重みで一気に飲み込む事になり、ドモンは声にならない痛みを挙げた。

「ドモン…ドモン…ドモン……ッ!!」
「あ、うぐ……ユ…、…ヒイ…ロ…!!」
「!!」

ヒイロがドモンの陰茎を掴み、ぐちゅぐちゅとしごいたり、乳首を甘噛みして快楽を与えていったのがよかったようで呻き声と痛みしか告げていなかったドモンの声に少しずつ色が入った。だが無意識にドモンがヒイロの名前をかすれ声で呼んだのが、ヒイロにとってかなり感じたようで、更に膨張した後にずちゅ、と中に吐き出してしまった。

「あ…ッ、大き…て、何で、大き……、なるん…ら……よ!」

舌足らずでヒイロに尋ねるドモンの姿に再びヒイロは興奮し、中の愛液をかき混ぜながらそのまま第二ラウンドを開始する。

「可愛い…可愛い…可愛い…!!可愛いドモン……」
「俺、可愛くなんか、ないも…!ヒイ…ロみたいに、きれーじゃな……んんっ、ふぅ…あ」

ドモンにヒイロと呼ばれる事がかなり嬉しかったようで、ヒイロは先程と寸分変わらない抽出でドモンの最奥を突きまくる。

「ドモン……俺の事、どう思ってる?」
「んぁあっ、ヒイロのこ…嫌いじゃ…ないッ!」
「ならば、好きか?」
「好き…ッ!だけどシュバルツのこ…も好き……ヒイロは生徒の中で、一番好き…!」
「そうか…」

望んだ答えかどうかは不明だが、とりあえず生徒の中で一番好きだと言われてヒイロは満足し「天国を見せてやる」と言って激しく突き続ける。


「これはまだ序の口だ、ドモン……俺はお前を手に入れるからな」


そう囁かれたのを脳内に残して、ドモンはそのまま前のめりに気絶する。


**


「……!!」
「気が付いたかい?」
「あ……シーマ先生に、ウラキか…」
「全く、頭打ち付けて倒れるなんてアンタが意外だね。猿も木から落ちるって奴か?」
「頭?打ち付けて?」
「先程、ユイ先輩がカッシュ先生をおんぶして連れてきたんです。ユイ先輩は生徒会の会合で言っちゃいましたけど。」

まるで先程までの行為が夢の中での出来事のような周囲にドモンは戸惑うが、腰の痛みから現実だと認識する。

「そうか…。あいつ、ヒイロは何か言っていたか?」
「いいや、何にも。あぁ、でも伝言の手紙を受け取ったよ。」

シーマが白衣から取り出して渡した手紙を受けとる。その手紙の中にはヒイロの携帯の電話番号とメアドだった。

「はいはい、大丈夫なら戻っておくれよ。あたしゃ、坊やの勉強で忙しいんだ。」
「シーマ先生、そんなに急かさなくても…」
「いや、悪いな。シーマ先生、ウラキ。ああそうだ、ウラキ。もしまた何かあれば直ぐに職員室に来い。相談なら乗るからな。」

コウの頭を撫でて、ドモンは保健室を出た。

「それにしてもなーんかあったとみるねぇ。あの二人。」
「ふぇ?」
「カッシュ先生は生徒の名前は基本的に名字なんだよ。先程、ヒイロ・ユイをヒイロと呼んでいたの気がついたかい?」
「い、いえ…」
「これが無意識なら――ユイの坊やもやるねぇ。カッシュ先生の体にあんなに痕残して独占欲見せつけなくても……」




*おわり*


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