気まぐれ日和 その1 「みんなっおはよー、今日も会長様を迎えにいくよ、準備はいい?」 僕は会長様親衛隊隊長の桃姫郁、女みたいな名前だけど立派なお・と・こ・だぜ。 外見も名前に負けず女っぽいけど僕はそんなの気にしない!っていうかこの外見で会長様をメロメロに出きるんじゃないかって開き直ってるんだけどね 「おおっーと、早く行かなきゃ会長様が遅刻しちゃうじゃん!先行くからね」ダッ 「おはようございます会長様、桃姫郁ただいま参上ですっ。お荷物お持ちしますので貸して下さい」 「おはよう郁、何いってるんだ?俺の荷物なんて持ったらただでさえ低い身長がより縮んでしまうぞ、それ郁のか?んじゃあいくか」 あぁ、さり気なく僕の荷物を持ってくれる会長様カッコ良すぎるぅぅ ってダメじゃん、なんで持って貰ってるんだ取り返さなくちゃ 「会長様、僕が持ちますから早く貸してぐだざいぃぃ。そして会長様は僕の前を優雅に歩くんです。さぁ早く!!」ググッ 「ひっぱるな、俺が郁に荷物なんて持たせるわけないだろ。サッサとしないと遅刻するぞ」ガシッ そう言われてしっかりと会長に手を繋がれながら歩く また失敗してしまった… どうして会長様は自然に行動できるんだろう こんなダメダメじゃ隊長失格だよね イヤイヤ1日はまだ始まったばかりなんだから会長様に喜んで貰えるよう挽回するんだからね! [*前へ] [戻る] |