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小説(近親相姦)
6※
19時過ぎに帰宅すると、部活の汗を流すために俺は風呂に向かい、日向は夕食の手伝いを始める。
いつも仕事で帰宅の遅い長男の慶壱、高校生になりますます帰りの遅くなった晃毅、そして海外に居ることの多い父親を除いた、母・優人・俺・日向の4人で大概は食卓を囲む。
母は中学に上がって一層愛らしさに磨きがかかった日向を心配してか、単純に構いたいだけなのか、食事中はずっと今日あった出来事をあれやこれやと話を振っては日向との会話を楽しむ。
たまにその会話に優人や俺が加わったりと、それなりに賑やかな時間が流れる。
ただし、その後はリビングで団欒の時間を持つでもなく、各々が部屋に戻り、自由な時間を持つ。


俺と日向もいつも夕食後は部屋へと戻る。
先程までの家族の温かい雰囲気も、部屋に足を踏み入れた瞬間に一変する。
扉が閉まるのも待ちきれないとばかりに、俺は日向の唇に貪りつき、そのままベッドへと向かう。

日向の唇から覗く朱い舌と己の舌とを空中でレロレロと絡め合う。
徐々に上がっていく息と熱とを分かち合うかのように、互いの唇を隙間なく合わせ、クチュクチュと舌を味わう。
濡れた音が室内に響き、その音に煽られ、一層くちづけを深める。
上顎をくるりと円を描くようになぞり、そのまま歯列、舌の裏にも舌を滑り込ませ、日向の口内を堪能する。
なんとか息をしようとする日向は、鼻から抜けるような声を発する。

「んっ、ふっ、んんっ」

その声がさらに俺を刺激し、まだ着替えていない日向の制服のワイシャツをズボンから抜き、できた隙間から掌を肌へと滑らす。
臍、肋骨と、徐々になめらかな肌の感触を確かめるように上へと辿り、まだ何の反応も示していない胸に到達する。
頂きに触れた一瞬、身体を跳ねさせた日向に気付かないふりをし、そのまま揉みしだく。
両の親指を平らな胸に何度も押し当て、刺激を与えていくと、徐々に尖りをみせてくる。
ぷっくらと膨らんできた粒を親指と人差し指でやわやわと捏ね、爪で弾けば、じわじわと生まれてくる快感に耐えられなくなったのか、唇を塞いだ喉の奥からくぐもった声を発する。
次第にもぞもぞと身動きをし始め、俺から距離を取ろうと手を突っぱねてきた日向を落ち着かせるために、ゆっくりと唇を離す。
つぅーっと舌と舌とを銀糸が繋ぐが、互いの顔が15pほど離れるとその糸も真ん中のほうからプツリと切れた。

そのまま視線を日向へと向けると、くちづけの余韻から覚めていないのか、小さな口からチラリと舌を覗かせ、肩で息をしている。
頬は蒸気し、焦点の定まっていない潤んだ瞳を、頭一つ分高い俺の顔に向け、無意識に上目遣いをしてくる。

正直、待てをされている状況で、今の日向は誘っているとしか思えない。。
まるでキスをおねだりされているかのように感じるのだ。
出来得る限りは日向の身体を気遣ってやりたいと思うが、元来、自分の欲求に従順な俺は我慢が効かない。

日向をベッドへ横たえさせ、そのまま上に覆い被さる。
シャツのボタンを焦れたように1つ1つ外していき、紅く色づいた2つの尖りを露わにしたのだ。
こちらを誘惑してくる左の1つに餓えた獣のようにむしゃぶりつく。
はじめは舌でチロチロと乳輪から乳首にかけてのなだらかに隆起を確かめるように緩慢な動きを。
そして、日向の反応をみながら、今度は思いっきりその突起に吸い付く。
次第にスラックスの前が苦しくなってきた日向が、密着している俺の腹部にゆるゆると腰を押し付けてきた。

日向からは見えない事をいい事に、俺は自然と口角が持ち上がるのを止めもしない。
胸の内には、もっと日向を乱れさせたい。という思いが生まれ、乳首への愛撫をより一層激しくさせた。

上下の前歯で乳首を挟み、やんわりと甘噛みを施す。
歯と歯の隙間から吸い付いたり、差し込んだ舌で舐め上げたりと、ランダムに刺激を与えていく。
もちろん、右手はもう一つの乳首を摘み、しっかりと勃ち上がった芽をクニクニと弄る。

はっ、はっ、っんっ。

と、乱れた呼吸を繰り返す日向だが、しかし、紅い唇をギュッと固く結び、嬌声を発しまいと耐えてしまう。
同じ1階に寝起きする母親を心配しているのだろうが、俺たちの部屋は両親の寝室からは最も遠い位置にある上、TVの音くらいでは廊下には漏れないのだ。

男として生まれたからには、自分の下で恋人を鳴かせたい。
そして、自分で感じてくれている恋人を目にしたいと思うのは至極当然のことだ。

だから、いつも日向には声を我慢しなくて良いと伝えているが、自分があられもない声を発する事自体も恥じているようで、なかなか応えてくれない。

どうにか日向の嬌声を聞きたい俺は、乳首への愛撫はそのままに、空いていた右手をそっと下に持って行き、日向のベルトを弛め、スラックスのチャックを下げる。
そのまま下着に手を掛け、勃ち上がったペニスに指を絡め、取り出す。
すでに蜜を溢れさせている尖端から湿りを全体に塗し、親指と人差し指とで作った輪で、日向の勃起を扱く。
突然の雄への刺激に、やっ!と声を発したのを端に、その愛らしい唇から徐々に甘い声を溢していく。
もっと喘がせたいという思いから、裏筋から突き出た雁にかけてを何度も往復し、そこから亀頭にかけて親指を強めに擦りつける。
次々と溢れる愛液でグチュグチュと陰茎を愛撫し、気紛れに薬指と小指で睾丸を刺激する。
まだ思春期を迎えていないためか、生来の色白さのためか、未だに桃色の性器を愛おしく思いながら手淫を施す。
喉の奥からひっきりなしに甘い声をこぼす日向に、なんとも言えない充足感を覚え、愛撫の手を休めることなく、尖端の窪みに人差し指の爪をグリッと捻じ込むように差し込んだ。
その瞬間、キュッと睾丸がせり上がった。

「いやぁぁぁぁああああああっ!!!!」

射精管を駆け上がった精液が尖端から勢い良く吐き出され、びくびくと水揚げされた魚のように身体を震わせる。
仰け反り、無防備にも喉を晒す日向の首に噛みつき、朱い跡を残す。

しばらく痙攣を繰り返している日向を宥めるようにゆっくりと髪を撫でつける。
ようやく焦点の定まった日向の瞳に自分が映った事を確認し、俺は日向に甘く囁いた。

「ひな、一つになろう。」


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