[携帯モード] [URL送信]

小説(近親相姦)
5※
事件に遭った日向は可哀相で見ていて胸が締め付けられそうだったが、俺にとって悪い事ばかりではなかった。

家族以外を信じられなくなってしまった日向は、俺たち家族に向けて、いじらしいほどの愛情を見せた。

日向は中学に上がり、家庭科部に所属すると、母親の手伝いをするようになった。
「ひながおうちの事できたら、ママ少しは楽できるしょ。」などと言い、母親を悶えさせていたし、
父親が出張から帰ってくると分かれば、お風呂を沸かしたり、せっせとお酌をしたりと献身的だった。
肩叩きをしてもらっていた時の父親なんて見物だった。
腕疲れただろう。もう良いぞ。と声を掛けられた日向が、父の背中からギュッと抱き着いてきては
「疲れてないもん。パパと一緒に居たいからまだ大丈夫なの。」と天使の顔でいうものだから、調子に乗った父親は、それなら一緒にお風呂に入るか!と意気込み、最終的には夫婦の寝室で親子川の字に寝る始末。
なかなか会えない父親に構ってもらえて嬉しい日向は、最終的には父の膝の上が定位置になっていたほどだ。
これでお堅い仕事をしているのだから驚きだ。

上の兄たちにも何やら健気に尽くしていたが、俺への日向の愛情表現は著しかった。

中学も同じ学校になった俺と日向は朝は一緒に登校するし、帰りも部活の終わる時間が重なったときは必ず一緒に帰宅した。
未だに同室を宛がわれていた俺たちはベッドは別々な物の、この頃はまた一緒に風呂にも入るようになっていた。

そうなると、いつ自分を慰めるんだという事だが、俺が小学6年生の頃のあの一件以来、日向とあの時間を共有するようになっていた。




「ぁっあぁっ!ふっ、ふぅ…ぁあ!春ちゃんっ。春ちゃんっ!」

思春期を迎え、赤黒く変色した俺のペニスを小さな尻穴で隙間なく銜える日向。
その瞳に水の膜を張り、涙をボロボロと零す日向。
仰け反った日向の首筋に朱い跡をつけながら、肩から落ちそうになっていた日向の足をもう一度抱え直し、さらに剛直を最奥に叩きつけた。
全てを絞り取ろうとするかのような日向の後孔。うねるように絡み付いてくるそこから生まれる甘い痺れに、射精を堪えるも、先走りが次から次へと溢れ、日向の中を濡らしていく。
いやいやと首を振っていながらも、日向の雄は勃ち上がり、触れてもいないのに愛液を垂らしている。
いつもの愛らしい日向からは想像もできないほどの妖艶な姿に、抑えが効くはずもなく、何度も何度も腰を振り、形を覚えさせるかのように楔を埋め込む。
この頃の俺は、盛りのついた犬のように果てしない性欲を全て日向に向けていた。

あの自慰を見られた小学6年生の頃から、俺は日向を言い包めては自身を扱いてもらっていた。
ただ、次第にそれだけでは満足できなくなり、何も知らない日向を良い事に、徐々に行為をエスカレートさせていった。
それでも性交をするようになったのは、日向が変態に襲われかけてからだった。

まだ、自信の性癖にも気付いておらず、日向への愛は家族愛だと信じて疑っていなかった俺も、自分ではない誰かに日向が汚されるのかと思うと背筋が凍った。
しかも、日向に悪戯したのは自分と同じ性の者なのだ。
マイノリティではあるが、そういう世界があるのだと理解してからは、俺の日向への想いも許されたような気がした。開き直ってからの俺の行動は早かった。
日向への気持ちは愛情だと認め、日向に想いを伝えたのはもちろんの事、
「日向が俺の想いを受け入れてくれない場合は、もう一緒に居られない」と日向の恐れる状況を仄めかした。

家族から見捨てられる事を最も恐れていた日向にとって、俺の愛を拒む事はあり得なかった。
だから、愛を深める行為だからと処女を奪うのは簡単な事だった。

変態大学生にペニスを触られ、始めは触れられるのを怯えていた日向も、消毒。と言ってからは、そういうものと思ったのか、日向の小さなペニスをしゃぶるのを許してくれたし、俺のもしゃぶってくれた。

俺が「勃った」と言えばフェラするようになったし、SEXは愛されている証拠だと喜んで肌を重ねた。

この関係は俺たちが中学生になってから一層深まっていった。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!