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小説(近親相姦)
1.はじまり
両親の人生設計に、俺たちが生まれてくるのは含まれていなかったのだろう。
念願のマイホームを建てた後に生まれた四男の俺と末弟の日向にはプライベートルームはなく、1階の端に庭の一部分を潰して増築した一室を宛がわれた。

年の離れた長男の慶壱や次男の優人は、そもそも活動時間が異なり、帰宅後もバスルームやトイレ、簡易キッチンまで備え付けられた2階から降りてくることはほぼなかった。

すぐ上の兄、晃毅に至っては、中学に上がってからはすっかり遊びを覚えてしまい、そもそも家に帰ってきているのかすら怪しい状態だ。

そんな子供に対して寛大なのか、無関心なのか。
母親は、男の子だから少しくらいのやんちゃは仕方ないわ。と、微笑むだけで気にも留めない。
父は父で我関せずと、海外を飛び回り家に居ることがほとんどない状態だ。

だから必然的に、1つ歳下の日向と過ごす時間が多くなったし、家族の中で…いや、俺の世界で関心を集めるのも日向だった。

だって仕方ないだろう?
兄の欲目を除いても、日向はあまりにも可愛いのだから。

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