No.007
The sporouting of power
最近、緋色はよく夢を見る。
黄金に輝く龍と、黒髪に紅い目をした女の人が楽しそうに話している夢。
妙に覚えているし、何だか懐かしい気分になる緋色は、その夢について真剣に考えていた。
「ん〜………」
「どうした緋色、そんなに唸って……」
「あ、冬獅郎くん。ちょっとね、最近よく見る変わった夢のことで、少しね」
「どんな夢を見るんだ？」
緋色は、自分が見る夢のことを全く隠さずに全て日番谷に告げた。
全て聞いた日番谷は龍の特徴に聞き覚えがあり、緋色を隊舎に置いて行き資料を探しに隊舎を後にした。
そしてこの後、２人は驚愕の事実を知ることとなる。
力の芽生え
(何かが変わる気がした)
090310
九条雨音
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