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夢小説
恋という名の愛
[]


『好きになれなかった

というか、好きじゃなかった』


今までつきあってた相手にはそう言って別れた。


そう言うのが正しいと思う。


もちろん、返事の代わりに一発平手打ち。


「最低だな」


吐くように言葉を言う彼らにあたしは理解できなかった。


だって恋を知らないあたしに


わかるわけない。








あれは一週間ぐらい前の話。


ミルフィオーレのボスの秘書になってくれないか、と父に頼まれた。


あのマフィア界最強と言われるボンゴレファミリ−と同等の力を持つらしい。


断る理由もなく、あたしは引き受けた。




あの話から数日経った今。


父に連れて来られたのは、イタリアのミルフィオーレ総本部の基地。


流石マフィア界でも1、2を争う程の強者。


外も中も広くてキレイ。


そんな事を思いながら、父はある部屋の前で止まった。


コンコン、と扉にノックをすると、中から


「入っていいよ」


と言う、まだ若い男の声がした。


それを合図に扉が開き、父とあたしは中へ入っていく。


「気に入ってくれた?僕の基地」


奥から声がしたと思ってそちらを振り向けば、「あはは」と言いながら手をヒラヒラさせてこちらに向かってやって来る、一人の青年。


「白蘭君、久しぶりだね」


「そうだねぇ、ん?そちらのお嬢さんは…」


「あぁ、私の愛娘だ」


「ふ〜ん…」


そう言いながらあたしの顔をジーッと見つめてくるこの男。


どうやらコイツがミルフィオーレファミリ−のボス、白蘭らしい。


そんな風には全然見えないけど…。


だってまだ若いし…それにカッコいい。


「あれ?何か顔少し赤いけど…大丈夫?熱でもあるんじゃない?」


そう言いながらあたしのおでこに手を伸ばそうとしてきたから、思いきり払いのけてやった。


「こら名前!すまないねぇ白蘭君。」


「いや、活気があっていいんじゃないかな?」


「そう言ってくれると助かるよ。
それじゃあ名前、白蘭君の迷惑にならないようにしっかりと働くんだよ」


じゃあね〜と言いながら颯爽と部屋から出て行く父。


『な、ちょ…!』


シーンと静まり返る空気は、一言で言えば気まずい…。


何話そうか、とゆうかあたしは父に秘書になってと頼まれてここに来たんだよね?


そういえば秘書って、…何するの?


そんな事を思っていると、白蘭に肩をツンツン、と人差し指で突つかれた。


「ねぇ、名前チャン?」


横目でチラッと振り向いたら、白蘭の顔はニコニコしていた。


いきなり名前を呼ばれてちょっと驚いたけど、


『…はい、何でしょうか?白蘭様』


と直ぐ丁寧に返事を返したが、白蘭は不満そうな顔をしていた。


「ん〜…僕、そうゆう敬語とか様つけるのとか嫌いなんだよね〜」


だからさ、これからそうゆうの無しね♪と笑顔で言いながら白蘭は近くのソファに腰を下ろした。


自分の上司にタメ語で話すのもどうかな…って思ったけど、本人がそうしてほしいなら、まぁ仕方ない。


『じゃあ…白蘭、』


あたしは辺りを見渡しながら聞いた。


『あたしは何をすればいいの?』


そう言って白蘭に視線を映したら、ニコニコと不気味な程笑顔だった。


「君のお父さんに何も聞かされてないの?」


『…秘書になれって言われた』


秘書かぁ…いいねそうゆうのも、とブツブツ言っている白蘭を尻目にあたしは再び聞いた。


『ね、することないの?』


「ないよ」


スパーンとハッキリ言われた。


じゃあ自分は一体何しにここまで来たのか、と頭に疑問が浮かぶ。


「そうだなぁ、強いて言えば…僕の夜の相手かな?」


『…は?』


こいつは何をバカな事を言っているのだろうか。


頭をどこかでぶつけたんじゃないのか?


自分を夜の相手?


いやいやいや、それはない、絶対に。


「はは、ぶつけてないよ〜。おもしろいなぁ、名前チャンは。
僕が冗談言ってると思う?僕はいつだって、本気だよ?
それに、君のお父さんにも了解は得たしね♪」


こいつあたしの心読んだな…。


しかも了解は得た…って事はもしかして父さん…!


迷惑にならないようにって…働くって…こういう事!?


あの馬鹿親父!帰ったら絶対慰謝料ふんだくってやる!


そんな事を思いながら怒りをギリギリまで抑えていると


「あはは♪怒ってるねぇ」


怒ると体に良くないよ?笑顔が一番!と言いながら、呑気にマシュマロをおいしそうに頬張っている白蘭の姿があった。



絶対こいつ、この状況を楽しんでる。


その態度にあたしはブチ切れた。


『あたしがアンタと寝る?…ふざけないで!
あたしがそこら辺の尻軽女に見える!?ヤりたきゃ勝手にヤってれないいじゃない!アンタぐらいの権力とそのルックスがあればあたしより断然に綺麗な女がすぐ寄ってくるわよ!』


思っていた事を全部口に出した美加はスッキリして、ふぅ、と息を吐いた。


『とにかく!あたしは家に帰るから!』


そう言って部屋の扉へ振り向いたら、既にそこには白蘭が立っていた。


今の今までそこのソファでマシュマロをおいしそうに頬張っていた人物が、なぜそこに…?と疑問が浮かぶ。


「言ったよね?僕、本気だって」


そう言っている白蘭の顔は笑顔だったが、目は確実に笑っていなかった。


やはりミルフィオーレファミリ−のボス、と言ったところか。


ただ者じゃない事だけはわかる。


だけどここで引き下がったら多分、否、確実に獲物にされて美味しく食べられてしまう。


それだけは絶対に嫌。


『そこ、どいてよ』


「こっちに来ればいいじゃん」


『アンタのとこなんかに行ったら、確実に喰われるでしょ』


「わかっているなら大人しく喰われたら?」


どうせ僕には敵わないんだしさ♪と言いながらこちらに近づいて来る白蘭は、どこか楽しそう…。


反射的に後ろにさがるあたし。


白蘭が一歩前に出たらあたしが一歩さがる。


そんなことが永遠に続く訳もなく…。


あたしは気付いたら壁と白蘭に挟まれていた。


顔の横にはしっかりと白蘭の手が置かれていて、簡単には逃げられない。


「名前チャン捕まえた〜」


――――チュッ


そう言って、あたしの唇にキスをしてきた。


『なっ!?///』


当然のように、あたしの顔は真っ赤になった。


「あれー?顔、真っ赤だよ?もしかして照れちゃった?」


まるで幼い子供のような笑顔をした白蘭に、少しドキッっとした。


『な、な、何してんのよ!』


「ん?名前チャンの可愛い唇にキス♪」


悪びれもなく答える白蘭を、ただあたしは睨みつけることしか出来なかった。


「不満?名前チャンには、もっと大人のキスの方がよかったかな〜?」


そんな自意識過剰な白蘭の言葉に呆れつつも、


『そんな訳ないでしょ!早くどいてよ!』


と、一生懸命白蘭の胸板を両手で押した。


「いくら君が他の女の子より強くたって、僕、男の子だよ?
 女の子の名前チャンが力で僕に敵うわけないじゃん♪」


『…っ』


そんなのわかっている。


力では男の方が強い事も、男が本気になれば女一人なんて簡単に抱ける事も。


今この状況であたしが何も出来ない事も。


『で、でもぉ…そんなの…わかんないじゃんかぁ』


自分が無力だと思うと何だか泣けてきて、涙声になっている。


それに気づいたのか、白蘭は優しくあたしを抱きしめた。


「ごめんね、泣かせるつもりはなかったんだ」


本当にごめん…と言いながら頭を撫でてくる。


まるで壊れ物を扱うかのように、優しく…。


男の人の前で泣くなんて、これが初めてだと思う。


白蘭はあたしが泣き止むまで、ずっと抱きしめていてくれた。


その温かさがあたしには心地よくて。


思わず眠ってしまった…。




『ん…』


目を開けたらあたしはベッドの上に居た。


そういえば泣き疲れて寝ちゃったんだっけ。


今、何時だろう…。


近くにあった時計を見ると、午前1時半過ぎ…といったところか。


あれから結構な時間寝ていた。


この部屋まで多分、白蘭に運ばれたのだろう。


『白蘭…?』


あたしはベッドから降りて、白蘭を探した。


複数あったドアのひとつだけ、扉の隙間から灯りが漏れていた部屋があった。


あたしは恐る恐るその部屋の扉を開け、中に入った。


机しかない殺風景な部屋は、白蘭の仕事部屋だろう。


そこには机に伏せて寝ている、美加が探していた人物の姿があった。


机には難しそうな書類や本が置いてあり、やっぱりミルフィオーレのボスなんだな、と改めて実感した。


このまま白蘭を寝かせておくのも良かったけど、この体勢で一晩寝るのは辛いだろうと思いあたしは白蘭を起こした。


『白蘭?眠たいならあっちの部屋で寝よ?
このままこの体勢だと辛いでしょ?』


「ん…名前チャン?」


そう言って眠そうな白蘭の身体を支え、さっきあたしが寝ていた寝室に連れて行った。


「名前チャン…もう我慢できないよぉ」


『あとちょっとだから我慢し…っ!?』


視界には天上と、ニコニコ笑った白蘭の顔。


あたしはいつの間にか白蘭に押し倒されていた。


『え、ちょ、白蘭、何してんの?』


「我慢できないって言ったでしょ?だから♪」


『そうゆう我慢できないだったの!?あたしはてっきり眠くて我慢できないのかと…』


あれは狸寝入り♪と言いながらあたしの首に顔を埋める白蘭。


『ん…ちょ、っ』


チクッと、首筋に少し痛みが走った。


「名前チャン、キスしたい…ダメ?」


首から顔を上げ、そう言いながらあたしを見つめてくる白蘭。


まるで子犬のような瞳でうるうるしながら見てくる。


『ダメじゃないけど…でも、っふぅ…ん』


白蘭はあたしの言葉をOKと解釈したようで、容赦なく舌を入れてくる。


歯列をなぞったり舌を絡み合わせたり。


行き場のなくなった唾液はあたしのあごを伝い、垂れてゆく。


『びゃ…くらっ、はっ…んン』


苦しくなったのか、名前は白蘭の胸板をドンドンと叩いた。


口を離すと、名残おしいかの様に銀色の糸が繋がった。


名前は頬を赤く染めながら、酸素を身体に取り込む。


白蘭はその様子を目を細めて見、自分の上の服を脱いだ。


『なっ!?』


名前は顔を真っ赤にして見ていた。


今まで生きていた中で、これほど綺麗な身体をした男に美名前は会った事ない。


程よく締まった身体に白い肌。


今まで抱かれた男とは少し違う感じ。


「僕の身体に見惚れた?」


クスッと怪しく笑った白蘭に、危うく見惚れてしまった。


気づいたら白蘭の手はあたしの服を淡々と脱がせている。


『ひゃっ…ちょっと白蘭!』


「こらこら、暴れたら服が脱がせにくいじゃん」


呑気に言う白蘭に力で対抗出来ないあたしは結局服を脱がされ、下着だけになった。


『っ服、返してよ!』


それでも真っ赤になりながら抵抗する名前。


「何で?綺麗だよ…名前チャン」


『〜っ///』


キザな台詞も似合ってしまう彼は


きっと何をやらせても似合ってしまうだろう。


「僕、もう我慢出来ないや…」


その直後、白蘭は名前を押し倒し、ブラのホックを外して露わになった胸を舐めるような視線で見た。


「名前チャン、ここ硬くなってるよ?
見られただけでこんなになっちゃうなんて、エッチだなぁ」


白蘭は胸の突起を口に含み、甘噛みしたり吸ったり舐めたりと、胸で遊んでいる。


『やぁ…ん、ぁんっ…だめぇ、びゃ、くら…んあっ』


もう片方の手で、感触や弾力を楽しんだりしている。


『びゃく、らぁ…んんっ…』


「何?足りないの?」


『ち、が…ぁあ』


しょうがないなぁ…と言いながら白蘭が手に持っていたのはバイヴ。


「もう充分濡れてるし、大丈夫だよね♪」


白蘭はそれを一気に秘部へと突っ込んだ。


『っ…キャァ、んんんんン』


入れた瞬間、その刺激でイった名前の顔は、白蘭を煽らせるのに充分な程。


「はぁ…その顔、エロすぎ…」


白蘭は名前の秘部からバイヴを抜き取り


「名前チャンのせいだよ?僕もう、我慢できない…」


一気に自身を挿れた。


『んあぁ、ゃ…おっ…き、はい…らな…ん…よぉ』


ようやく名前の中に入れた白蘭のモノは名前の中で更に大きさを増す。


「っく…名前チャン、締めつけすぎ…もっと力、抜いてみ?」


『んあぁ、む…りぃ…んは、ぁ…ら…ってぇ、んあ…びゃ…くらんのぉ…おっき、もん』


頬を赤く染め、涙を流しながらそんな事を言う名前。


「も…本当、カワイイこと言ってくれるなぁ」


白蘭は腰を振るスピードを速くする。


ヌプヌプ
ジュボジュプ


「ふっ…は、名前…気持ちいい?」


『あぁっ…ゃ、ふ…んン..きもち…い、よぉ…ふぁ、っんあア!』


ある一箇所を突いた時、名前の声が甲高くなった。


ここか…と白蘭はそこを集中的に攻撃する。


ヌプヌポ
グチャニュプ


『ふぁ、っん…ゃあ、あぁっ…そこ…ばっ…か…や、だぁ…おかし…く…な..るぅ』


獣の様に腰を振る白蘭。


美加も気持ちいいのか、自然と自分で腰を振っている。


「は、流石っ…淫乱だ、ね…ぇ」


『っん…ちが、あ、ゃあ、あぁっ…も、ら、めぇ、あぁあぁぁあぁ!』


「っ…く…名前…」


名前がイった後、白蘭も名前の締めつけで中に出し、イった。


名前は気を失ってしまい、白蘭は後処理をした後


そのままベッドに倒れ込み、静かに瞼を閉じた。






「…ん、朝…かぁ」


白蘭は瞼だけ開け、自分の腕の中にいる名前に視線を映し、小さく笑った。


昨日は少し激しすぎて、僕も少し腰が痛い。


けど、とても幸せな気分♪


『ん…びゃ…くら…』


寝言で自分の名前を呼ぶ名前。


んもぅ本当、めちゃめちゃ可愛すぎる…。


白蘭は更に名前を強く抱きしめた。


少し息苦しさを感じたのか、名前は目を擦りながら。


『ん…白蘭?苦しいよぉ…』


「あ、名前。ごめん、起こしちゃった?」


『ううん、大丈夫』


「そっか、なら良かった」


そう言ってまた名前を優しく抱く。


その腕の心地よさに名前はまた眠ってしまい、白蘭も眠気に勝てず、2人してまた眠ってしまった。








あれからお昼頃、2人はようやく目が覚めたが、名前は自分の姿をみて唖然とする。


『こんな会って間もない男とこんな事になるなんて…。
うぅ…もうお嫁に行けないよぉ…』


そう言った名前に白蘭は思わず声を出して笑ってしまった。


『な、何がおかしいのよ!』


「あはははっ、ふぅ…そんな事で悩んでたの?クスッ」


白蘭は目に涙を溜めながら、まだ笑っている。


『わ、悪い!?女の子なら誰だって夢見るものなの!』


顔を真っ赤にして言う名前に白蘭は


「名前チャンを貰ってくれる人なんて、そうそういないよ」


と仕打ちをかけた。


『そんなの…知ってるわよ、バカ〜!』


うわーん、と泣き始めたあたしは相当、いや、かなり子供っぽいだろう。


白蘭もきっとこんな子供っぽい女、呆れてる。


そう思うと胸が張り裂けそうなくらい痛い。


こんなの、まるであたしが白蘭の事好きみたいじゃ…



好き…?


あたしが白蘭を…好き?




そっかぁ…あたし、白蘭の事好きなんだ。


だからずっと胸がドキドキ鳴って苦しかったんだ。


はぁ…でも、今更気づいてももう遅いよ…。


また溢れてくる涙を堪(こら)えながら、あたしは部屋を出て行こうとした。


「ねぇ、名前チャン…」


急に名前を呼ばれてドキッとしたが、振り向かずそのまま立ち止まった。


「僕、名前チャンの事好きだよ
だから、僕のお嫁さんになりなよ」


聞こえてきた声の主を振り向けば、少し照れた顔をした白蘭がいた。


「僕が名前チャンを貰ってあげるよ」


白蘭はあたしの元まで来て、左の薬指にキスを落とした。


「僕と結婚してくれませんか?」



泣いたり笑ったり怒ったり喜んだり悲しんだり。



あたしの世界はあなた中心で回っている。







〜オマケ〜


「ね、名前チャンはいつから僕が好きだったの?」


『ぶはっ、ゴホゴホッ…え!?///』


興味津々に聞いてくる白蘭に、思わず飲んでいたジュースを吐きそうになった。



『(この男はまったく何を言ってくるか予想が出来ない)』


と、名前は心の中で思った。



「いつから?」


『いつからって…気づいたら好きだった』


「ふ〜ん…」


『ちょ、白蘭から聞いてきたのにあからさまにおもしろくなさそうな反応止めてくれない?』


不機嫌そうな白蘭に名前はツッこんだ。



「何で一目惚れとかじゃないの〜?」


『だって第一印象は最悪だったもん。こいつ絶対遊んでるって雰囲気だったし』


てゆうか、出会った初日でヤるとかどうよ?と白蘭に不満を言う名前。


「言ったでしょ?我慢できなかったんだって!
それにどうしても名前チャンを僕の物にしたかったんだもん…。
それに僕はもう随分前から女の子達とは縁を切っているよ?」


名前チャンの為にね、と少し照れくさそうに言う白蘭は何だか女の子よりも可愛い…。


『何であたし?しかも随分前って何?』


今までの白蘭の話しによると、どうやら前から白蘭は自分の事を知っていたようだ。


「んー…確かあれは二ヶ月前ぐらいだったかな。
僕が街の中を散歩してた時に一人のおばあちゃんが道がわからなくて困っていて、それをたまたま通った女の子が道を教えてあげてたんだ。おばあちゃんにお礼を言われて照れた女の子の笑顔に僕は心を奪われてしまったんだよ〜」


それが名前チャンなんだ♪と言いながらあたしに抱きついてくる白蘭


『でもさ、どうやってあたしをここまで連れて来られたの?』


ただの偶然ではないだろう。


「ついこの間、たまたま同盟ファミリ−として手を組んだ君のお父さんと一緒にお酒を飲んでね」


『父さんと?』


「うん、その時に君のお父さんが僕の愛娘って言って一枚の写真を見せてきて、もうビックリだったよ!探していた女の子が同盟ファミリ−のボスの娘なんだからさ」


やっぱり僕と名前チャンは運命の赤い糸で繋がっているんだよ〜と、あたしにキスをしてこようとしたが、寸でのところで上手く躱す。


『だから父さんから秘書になれって言ってきたのか…』


「僕は結婚前提で君のお父さんに承知してもらったからね」


はぁ…白蘭といると溜め息が出る。



『ね、白蘭』


「何?名前チャン!」


子犬の様な瞳をキラキラと輝かせる白蘭。



カッコ良くて頭も良いし、おまけに強い。


ハッキリ言って、あたしには勿体ないくらい素敵な彼氏。


だけど…



『大好き』


この気持ちだけは誰にも負けない。


誰にも渡したくない。


絶対に。




いつまで経っても変わらない、この気持ち。

それが








恋という名の愛



(もう名前チャン、本当可愛すぎ!)
(だって…ホントの事だもん!)
(他の男のところには絶対に行っちゃダメだよ?)
(白蘭が最後の相手だよ?)
(〜っ///)



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