冒険の書
俺、6歳の時…
「「さくやくーん!いっしょにあそぼー」」
沢山の女の子たちに手を引かれているのは他でもないこの俺。
「いーよー!」
俺は女の子たちと一緒に遊んでいた。
これが俺の幼稚園での日常だった。
でもそんな日常のある日、一人の男の子が来た。
「はーい、みんな〜今日は新しいお友達を紹介します!いがらしはると君でーす」
幼稚園の先生がそう言って手を引いてきたのはとても可愛らしい子だった。
と言ってもスモックが青なので男であることがわかる。
「はるとくんいっしょにあそぼー」
「ん…」
そん時の俺はいつも遊んでた奴等がいなくて暇だったので、まぁ…そのはるとくんの所に行くわけですよ。
「おれもあそぶー」
てな感じにな。
そしたらあいつらなんつったと思う?
「さくやくんよりもはるとくんのほうがいー」
「はるとくんのほうがかっこいいもーん!」
だとさ。
ったく、酷い話だとは思わないか?
まだこういったことは続くんだぜ?
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