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だっていつのまにかこんなに夢中 *
┗72727[学生/剣道部]









道場の鍵を閉めて部室に行くと、床になんかいた。




剣道部の副部長である俺が道場や更衣室の鍵閉めを担当している。その日も胴着や竹刀などのチェックを終え一番最後に部室へ行く。いつもなら近藤さんが待っていてくれるが今日は用事があるとかで先に帰った。
誰もいないだろうと思い部室の扉を開けると床に頃がっているぎんいろを見つけた、と言うわけだ。

「オイ」

ぎんいろの横腹を軽く蹴る。
まだ紺色の袴田を着たままのぎんいろ。部室は下が畳みになっているから寝転んでも汚くはないがこう大の字になって寝ていられては邪魔でしょうがない。

「起きろ」

部活の疲れもあってか、いや元々だけどぎんいろは一度寝るとなかなか起きない。きっと他の奴らも起きないぎんいろに痺れを切らして先に帰ったのだろう。厄介なモノを押し付けられた。

「早く着替えて帰れ!鍵閉めるぞ」

怒鳴ってやればぎんいろは、んん〜と唸り着替えさせて、と甘えた声を出す。お前、俺以外にそんなこと言うんじゃねぇぞ。

ぎんいろと俺は一応付き合っている。一応というのはまぁなんというか俺がぎんいろに一目惚れして半ば強引に俺と付き合うことを強制したからだ。その時の俺は焦っていた。知り合ったばかりのぎんいろは男だというのに妙に可愛くてそのくせ色気があり、ぎんいろを狙っている男が周りに沢山いたのだ。狼の巣に投げ込まれた羊状態で、ぎんいろ自身はそのことに対して全く気付いていなかった。放っておけばいつトチ狂った狼に襲われてもおかしくない。だから他のやつらに奪われる前に俺のモノにした。

それでも油断は出来ないが。


「たくっ、しょうがねぇなぁ」

ぎんいろの袴田の紐を解く。うとうとと眠気眼でぎんいろはぼんやりとしていた。ホンキでこの無自覚ヤローが!お前、今ここにいるのが俺じゃなかったら完璧食われてるぞ。まぁ、俺が一番最初に食ったわけだが。袴田を引っ張り脱がせると白い柔らかそうな太股があらわれる。トランクスがシマパンっていうのは少し萎えるな。どうせならこれも脱がすか。

「……ん?……ひじかた?」

ぎんいろのパンツを膝まで下ろしたところでぎんいろの瞳がぱっちりとしてきた。さすがに気付いたか。でももう遅い。足からパンツを引き抜くとぎんいろは慌てて胴着の前を引っ張って晒け出された箇所を隠そうとした。
あーなんかいいな、ソレ。裸にシャツとかに萌える奴の気持ちがなんとなくわかったような気がした。ぎんいろは今紺色の胴着一枚で、少し長めの胴着に隠れた尻。そこから伸びるすらりとした白い足。真っ赤になった顔がすげぇクる。

「ぱんつ返せ…」

少し涙目になりながら俺を睨むぎんいろ。お前わかってないなぁ。そーいうのが男を誘ってるっていうのが。
前を隠そうと必死になっているぎんいろの脚の間に身体を入れ、ぎんいろの脚を左右に大きく割り開いた。

「うぅ……やだぁ……」

寝起きで力が入らないのか、抵抗が弱い。可愛いらしく足をぱたぱたと動かすから、片足を掴んで膝の上から太股までつぅと舌を出して舐めるとぷるぷると震え出した。
しっとりと汗で湿った感じがエロい。

「ぎんいろ、お前の可愛いココ、見せてくれよ」
「かわいいとか、言うな」
「まだピンクで可愛いじゃねぇか」

少し屈んでぎんいろの鎖骨に舌を這わす。片手はぎんいろの頬や頭を撫でて落ち着かせながら、反対の手は前を隠しているぎんいろの手に重ね、ゆっくりとその手を解いていく。

「……ぁ、ぅ、…やだ……、おれ…いま汗かいてるから…」
「今からもっと汗かくことすんだから気にすんな」
「だって……、汗くさいよ……」
「そうか?すっげぇ甘い匂いがするけど?」
「んッ」

小さな豆粒みたいな乳首を口に含み歯を当てながら転がす。前を隠すぎんいろの手はもう意味をなさない。肝心の場所には触れずに下の毛を指に絡ませ遊んでいるとトロリとした温かいモノが俺の手を濡らす。

「触ってねぇのに……溢れてるぜ?」
「……あ、はっ……しゃべるな…」

カリッと乳首を噛むとぎんいろの背中が軽く反り返り、コプリと先汁が溢れる。

「……んっ、ひじかた……」

悩ましげな瞳で俺を見る。少し早い吐息は熱を帯びて。きっと触って欲しいっていうおねだりなんだろうな。ぎんいろの手はもう抵抗を止めて俺のシャツを震えながら握っている。ちらりと視線を下に移すとぎんいろの精器は腹につくぐらい勃ち上がっていた。この辛さはよくわかる。

「ひじ、かたぁ……」

ゆっくりと瞳をつむり苦しそうに甘い声を上げる。イカせてやりてぇけど、たぶん一回イッたらこいつはへばる。部活で疲れてるしさっきまで寝てたぐらいだし。

「ぎんいろ、一緒にイキてぇから、もう少しガマンな」

ぼんやりと、ぎんいろはコクりとうなづいた。
俺のシャツを握っているぎんいろの手を取り、イカないように自身を掴ませる。それから指をぎんいろの先汁で濡らし指を一本、入れてナカを掻き混ぜる。

「んンッ…ぁ……」

部活をした後で温かくなっている身体はすぐに蕩けて、俺の指を簡単に飲み込んでいく。ぎんいろは尻がちいせぇから、挿れる時はいつも苦労する。締め付けが半端じゃないのだ。
指が三本入るまで慣らし、自身の先を埋め込むが、中々入らない。ぎんいろの身体は別に強張っているわけでも力が入っているわけでもない。アナがちいせぇのは嬉しいが、入らないっていうのは難行だよなぁ。

「……た、…ぃた……ぃ……、」

せっかくいい具合に力が抜けていた身体も、痛みを感じ閉じ始める。濡らしが足りねぇのか?つってもローション持ってねぇんだよなぁ。
はふはふと息をするぎんいろがかわいそうになり一旦自身を引き抜く。
それから、自身を手で扱き、

「ひゃぁっ…ぁ、ぁ、…ずるい……」

ぎんいろのアナ目掛けて射精した。
白濁がぎんいろのアナを濡らす。

「おれ、ガマンしてるのに…先にイッた…」
「わりぃわりぃ、ちゃんとお前もイカせてやるから」

そう言って再び自身を埋め込む。先程よりはスムーズに挿入出来た。

「ぁ、ぁっ、おっきぃ…」
「そりゃどうもっ」

ズン、と奥を突けば弓なりにしなる身体。一度射精して萎えた自身もぎんいろのナカで立ち上がり始める。

「ゃっ、だっ、…おっきく……なっ、」

逃げようとするぎんいろの腰を掴んで大きくグラインド。一際高い声が上がった。

「ひじかた、もっ、イッていい?…イッ、たいっ」
「いいぜ、一緒に、な?」

自身を掴んでいるぎんいろの手を外して扱くとナカがきゅうぅと締まって、絞り出されるような強い圧迫の中俺は精を放った。

「あっ、あつ、やぁあぁッ」

ぎんいろも腹や胴着の上に白濁を飛ばし、意識を失った。













着替えを終えて、ぎんいろの着替えもすませてペチペチと頬を叩いてぎんいろを起こす。なかなか起きないぎんいろ。だけど起きてもらわなくては学校が閉まってしまう。強制的にぎんいろに起きてもらい、ぎんいろは腰を摩りながら覚束ない足どりで歩く。

「腰…痛い……」
「悪かったな」
「せっかく待っててやったのに」
「お前いつも先に帰るじゃねぇか」
「だって今日近藤いないっていうから」

ぷぅと膨らむぎんいろの頬。

「俺自転車だからお前送って帰ろうと思ってたのに」

げしと足を蹴られた。

「家反対じゃねぇか」
「一緒に帰りたかったの!」

また蹴られた。
可愛いこと言うくせに行動は可愛くない。

「お前自転車こいで俺を家まで送れよ」
「俺はどうすんだよ」
「チャリ貸すから」
「お前明日学校は?」
「だーかーら、」

ぷいとそっぽを向くぎんいろ。
顔が真っ赤だ。

「明日の朝チャリで俺を迎えに来い」

その言葉に苦笑しつつぎんいろのチャリに跨がった。
笑うな!と背中を叩かれつつぎんいろもチャリの荷台に跨がる。
ニケツは校則違反なんだけどな。

「しっかり捕まってろよ」

地面を勢いよく蹴ると俺の腰に絡まる腕。
目指すはぎんいろの家まで俺のお姫様をお届けに。

「なぁ、ぎんいろ」
「なぁに?」



「好・き・だ」



風に乗って届いた声にぎんいろは「ばか…」と言っておでこを俺の背中にくっつけた。

それから、


「俺も…」


と小さな声で呟いて。











2009.01.25





あきゅろす。
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