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とーしろーくん?





Side 銀時








銀を駅まで迎えに行って、しばらくの事。
次は銀の乗った列車が来るとドアの前で待ち伏せ。

ひょこひょこ人が降りて行く中、銀色頭の小さな子を発見!


「ぎーん、ぐえぇっ」


と呼んだ声は勢いよくタックル、もとい、抱き着いてきた銀によって情けない声に変わった。
銀の身長だとちょうど鳩尾にクリティカルヒット。
痛いのを我慢してどうしたものかと可愛い弟の頭を撫でる。
久しぶりに会えて嬉しいとかそんな感じではなさそうだ。
ただ俺の腰に抱き着いてすんすんと鼻をならす銀。


ん〜、銀を拾ったらすぐ帰って来いって言われたのだが、ちょっと寄り道するか。





と言うわけで銀の手を引いて駅の喫茶店へ。
大好きなでかいプリンを前にしても銀は浮かない顔。

どうしたの?と、出来るだけ優しく問い掛ける。


「俺、兄ちゃん達といっしょがいいの」


うん、銀八っちゃんから聞いた話によると銀は今日から俺達と一緒に暮らすと、


「でも、とおしろうとは離ればなれになっちゃうの」

「とおしろう?」

「うん、学校のともだち」


銀の話によると、どうやらそのとおしろう君と喧嘩別れしたらしい。
まぁ、俺達と一緒に暮らすと言うことは転校ということにもなるけど、そんなに離れたくないくらい仲の良い友達なのだろうか?


「とおしろうに『お前は俺より兄貴たちを取るんだな』って言われて」


まるでどこかの昼ドラのようだ。


「銀時兄ちゃん、俺どうしたらいい?」


うーん、どうしましょう?
俺ひとりじゃ荷が重過ぎるので銀八っちゃん達にも聞いてみよう。




とりあえず、銀をここまで悩ませるとおしろう君は3/4殺しという事で決定。






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あきゅろす。
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