2 し・か・も! この目で確かめてやったぜ! ここは王道学園だということを! だって理事長挨拶で大騒ぎだもん。 見事な悲鳴だったなぁ〜。 男子校なのに女子がいるかと思った。 俺の顔は緩みっぱなしだ。 「んふふふふー」 「お、おい。なに急に笑ってんだ」 ちなみに今話しかけてきたのは永瀬優。 柔道部の超男前だ。 教室の席が隣で仲良くなり、入学式も隣同士で座っている。 もちろん。 永瀬はノンケ。 くふふっ。素晴らしい。 本当、ノンケは素晴らしい。 例えばこんな光景が広がるかもしれない…。 「へぇ。おまえ、いい性格してんじゃん。俺のものになれよ」 会長、ノンケの初々しさを気にいる。 (場所は食堂を希望します) 「はあ!?男相手に何言ってんだ!俺はホモじゃねえ!ストレートだ!」 ノンケ、突然の告白に戸惑う。 「俺様の言うことは絶対だ」 どんどん顔が近づいてゆき 「え…んっ」 会長、ノンケにキーッス!!! 「…ごちそうさま」 「ファーストキスだったのに…」 ノンケ、ドギマギしつつもショック。 「責任は取るぜ?一生をかけてな」 会長、ノンケの顎をつまみ不敵な笑みを浮かべる。 「会長…」 ノンケ、ときめく。 …みたいな!? やっぱ生徒会長は俺様であってほしい! そしてノンケは喰われればいい。 先生×生徒でもいいな。 あ、ノンケ×ゲイとかそのリバでもいい。 とにかく!ノンケは無限大の可能性を秘めているのだ! きゃーーー!!! (ゾクッ) (何だろ、今悪寒が…) 悪寒を同時に感じる編入組。 [*前へ][次へ#] [戻る] |