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シリーズ







「あぁ?うるせえな、なんだお前?」



「え?」


「ミコトがあんな取り乱すなんてなんかあったに決まってんだよ。お前か?最近ミコトにちょっかい出してきてんの?」


「レイ・・さ・・・ま?」


「せっかくいい気分で殴られてたのに邪魔しやがって。お前なんて暇つぶしにもなんねーよ。消えろ。」



「ひぃ!」


チワワは真っ青になりながら逃げて行った。





「おーい、レイ!」


「ん?なんだ一般人A?」


「いい加減名前覚えろよお前・・・。」


「ミコト以外の名前を覚える必要なんかねーんだよ。」


「はぁ・・まあいいわ。ミコトならお前の携帯電話ぶっ壊してたぜ?」


「はっ、上等!」


「でもその後泣いてたぜ。後悔するみてーに。」


「ちっ、まだそんな気持ち残ってんのか。」


「ミコトも可哀想だな、こんな病んでる野郎に捕まって。」



「あいつは俺とおんなじとこまで落ちてくればいいんだよ。俺だけになればいいんだ、ミコトも。俺みたいに。」


「おーこわ。とりあえずミコトんとこ行けよ。」


「当たり前だ。それと・・・。」


「ん?」


「ミコトの名前よんでんじゃねーよ。」



「っ!!・・・こえーな。さすがうちの総長様・・・。」






「ミコトーーーー!」


「近寄んな、浮気野郎!!!!」


「ぎゃほお!!!」




end


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