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恋するあの子は無表情

side.涼太A




そんなこんなで、俺の必死さ(主に勉学)と文弥さん直々のお願いと説得もあり無事両親から承諾を受け一道学園に来たんだけど…


なんと初日からイベント発生!



あのボサボサな明らかに鬘だろ!な頭。
インターホンに気づかず、飛び越えられるはずのない門を何度も登る様。



王道転入生ktkr!


でも、俺はあくまで文人受け、あわよくば "文人総受け" の為にここにきたごくごく普通の平凡腐男子。

(これは揶揄無しに、俺は茶髪に染めてはいるものの、ルックスは本当に平々凡々である)


つ ま り !王道転入生はこの場合、攻め要員だ!
さぁ、文人!王道君に声を掛け
「…キモい。」


文人は王道君を見てそう言った

そんなこと言うんじゃありません!



とは、言ったものの、この王道君は攻め要員には到底出来ない…。


何故なら彼は、イライラするウザイタイプの王道君だった。所謂、アンチ王道君だねっ!ションボリ(´・ω・`)


文人は相当キてるらしく、キャンキャン吠える王道君に「お前嫌い。」と言ってさっさと行ってしまった。

うーん…王道君、ちょっと残念だったなぁ…。



ん?前方に人影…




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あきゅろす。
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