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スライのアカデミーでの成績は編入で途中からであったもののとても良かった。
容姿端麗、成績優秀・・・女子からの人気は凄まじい。
そんなスライをサスケはあまり良く思わなかった。
サスケ「おい」
『・・・サスケか。お前が話しかけてくるなんて珍しい』
転入からずっと##name_1#をサスケは席も隣同士だったが、
スライが話しかけてもサスケがずっと無視していた。
『なんか用か。いつも無視しているお前が』
サスケ「聞きたい事がある」
『・・・何だ?』
サスケ「・・・こんな事を人に聞くのは嫌なんだが・・
お前いったいどんな修行をしている?」
『は?・・・』
サスケの質問にスライは戸惑った。
サスケ「お前はいきなり転入してきてからずっと俺の成績は2位だ!!」
『・・・もしかして、サスケは俺を羨んでいたのか』
サスケ「別にそういうわけじゃ・・・・」
『羨むのも仕方ない。いきなり来た野郎にトップの座を奪われたんだ、誰だって腹立つ』
サスケ「別によんなじゃ」
サスケは顔を赤くし下を向いてしまった。
『・・・僕は、修行なんかしていない』
サスケ「!?」
スライの言葉にサスケはバッっと顔を上げスライをみる。
サスケ「じゃあ・・・何故!?(俺はあんなに・・・)」
『なんていうか、体が覚えているんだ。
初めてのはずなのにやった事があるって感じだな』
サスケ「なんだよ、それ」
『自分でもいまいち分からん。だが、やった事あるんだ。
僕は木ノ葉に来る前の記憶が無い。やった事を忘れているんだろう』
サスケ「記憶が無い・・・?」
『ああ、気が付いたら木ノ葉の病院のベッドの上だ。それより前の記憶はない。
自分がそこから来たのか。両親は誰か。自分自身さえも・・・・・・』
スライは言い終えると顔を暗くした。
サスケ「そうだったのか・・・何かわりぃ」
『別に良い』
サスケはそこで言葉が見付からず会話は途絶えた。
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