2 忍たる者・・・基本は気配を消し隠れるべし。 サクラ、サスケはしっかりと隠れた様だ。 もちろんスライも隠れた。 カカシが目をきょろきょろさせサクラとサスケを見付けた様子。 彼らのレベルならこのくらいで十分といったところだろうか・・・。 2人は見付けられたもののスライが見付からないのか、 カカシはきょろきょろと探し続けていたが・・・。 「いざ 尋常に勝〜〜〜負!!」 ナルトのアホみたいな声によって中断を強制された。 「しょーぶったらしょーぶ!!」と喚くナルトに一同言葉を失った。 スライはナルトとカカシの勝負などさほど興味はないが、 カカシの戦い方を見ておけば後々自分との勝負に役立つと思い一応見る事にした。 しかし、その戦いはスライが見たかったものではない。 こんなの戦いではない・・・。 ナルトが遊ばれているだけだ。 そんなのに気づかないナルトは必死に攻撃をするがそんなの無意味。 カカシはイチャイチャパラダイスを広げ読書に没頭。 ナルトの攻撃などまったく気にも留めていない。 こんな戦い見ていてもしょうがないと思いスライはその場を後にした。 しばらくフラフラと歩いていたが、暇過ぎる。 この暇な時間に罠やらを仕掛けておけば良いのだろうが、それもめんどうだ。 こんなに暇ならナルトとカカシのお遊びを見ていた方がまだましだろうか、とも思ったが、 あれはあれで退屈だろうと思った。 それに、アホらしい。 あんなのを見てるくらいなら今の暇を有意義に過ごした方が良いと言うのが、スライの考えであった。 「とは言っても・・・暇だなぁ」 誰もいない中ぼそりと呟いてみるが、 誰かが聞いているわけもなく、返答があるわけでもなく。 草木の音に紛れてしまう。 スライは近くの木を背もたれにし、座った。 人間何もやることがなければ、寝るしかない。 それに自然に眠くなってくるものであろう。 しかも陽気はぽかぽか・・・絶好の昼寝日和だ。 そんな絶好の昼寝日和に睡魔に襲われたスライは、 演習の事などおかまえなしに、夢の世界へ旅立った・・・・・・。 どれくらいたったのであろう。 寝る前は眩しかった太陽もすっかり、オレンジ色に暗くなっていた。 そんな中スライは何者かに起こされ、やっと目覚めた。 「スライさぁ・・・演習中だって事忘れてない?」 「あ・・・・・・」 「あ・・・じゃないよ。演習はもう終わったよ」 「そうか・・・じゃあ、僕は・・・・・・」 きっと駄目なのだろうとスライは思った。 だって寝てたんだし。 チームワークもなにもない。 「うん、そう。合格!」 「・・・・・は?」 スライは一瞬何を言われたのか分からなかった。 「なぜだ、僕はなにもやっていないじゃないか。・・・他の3人はどうなた・・・?」 「もちろん他の3人もごーかく!で、##nama_1##はたしかになにもしてないけど、最初からこの演習の意味を理解してたからね」 「この演習の目的・・・チームワークか」 「そう、そのとおり。最初からそれを理解していたスライは1番最初の合格者。他の3人もそれを理解した様だから合格」 「そうか・・・そりゃ良かった。これでアカデミーにもどらなくてすむな」 「ま、そういうわけだ!明日から任務開始だ!!」 カカシはじゃーなといってドロンと消えた。 スライの寝ている間に色々あって、丸く収まったようだ。 スライが演習の目的を理解していたというのをカカシが何故知ったのかは 後々気になるスライであった・・・・。 何故分かったのだろうか・・・ あいつはエスパーか!? 091102...こうみ お久しぶりですw 何ヶ月放置したのだろうか。 長すぎてわかりません。 本当に申し訳ないです。 今日からぼちぼち復活したいなって思ってます。 あらためまして、よろしくお願いします。 [*前へ] |