相談チャット
同日 夜
きゆ 内緒モード
【――というわけで、やっと平和島さんに落ち着いてお礼ができそうなんです】
きゆ 内緒モード
【だから、そのことで少しアドバイスをいただければと思ったんですけど……チャット中にすみません】
セットン 内緒モード
【別に気にしなくていいよ。いつも通りの雑談チャットなんだし】
セットン 内緒モード
【……いろいろと言いたいことはあるんだけど、最初にひとつ言っていい？】
きゆ 内緒モード
【どうぞ】
セットン 内緒モード
【臨也の話を鵜呑みにしちゃ駄目】
きゆ 内緒モード
【それは、わかってるつもりなんですけど……】
セットン 内緒モード
【特に静雄関係の話は信じないで。あいつは静雄を悪いようにしか言わないから】
きゆ 内緒モード
【認識、改めます】
きゆ 内緒モード
【つまり、折原さんの考えは間違ってるってことですか？】
セットン 内緒モード
【うーん……静雄が言った言葉の意味は、ユウキ自身が考えないと意味がないってこと、かな】
セットン 内緒モード
【アドバイスの前に言いたかったのはそれだから、臨也の言ったことは忘れてじっくり考えてみて】
きゆ 内緒モード
【……わかりました】
セットン 内緒モード
【よし】
セットン 内緒モード
【じゃあ本題。お礼って、何か候補はあるの？】
きゆ 内緒モード
【甘いものが第一候補です】
きゆ 内緒モード
【むしろ自信のあるものがそれ以外に思いつかなくて】
セットン 内緒モード
【うん、甘いものっていうのはいいと思う】
セットン 内緒モード
【他に静雄の好きなものっていえば……確か乳製品系のものが好きだったような】
きゆ 内緒モード
【ホワイトシチューも可ですか？】
セットン 内緒モード
【いや、それはちょっと】
きゆ 内緒モード
【作るの得意な方なんですけど……】
きゆ 内緒モード
【なら、ムースとかプリンとか？】
セットン 内緒モード
【あ、プリンいい】
きゆ 内緒モード
【じゃあ、いまから美味しいお店探してみます】
セットン 内緒モード
【ちょっと待って】
きゆ 内緒モード
【はい？】
セットン 内緒モード
【それはユウキが作らないとっ】
きゆ 内緒モード
【私が？】
セットン 内緒モード
【そう、ユウキが】
きゆ 内緒モード
【でも、お菓子やデザートはあんまり作ったことがなくて】
セットン 内緒モード
【普通の料理ができるなら大丈夫！……多分】
セットン 内緒モード
【レシピを見てもうまくいかなかったら、そのときに買えばいいんじゃない？】
きゆ 内緒モード
【なるほど】
きゆ 内緒モード
【凄く参考になりました。一度作ってみます】
セットン 内緒モード
【うんうん。頑張って！】
きゆ 内緒モード
【あ】
セットン 内緒モード
【？】
セットン 内緒モード
【何かあった？】
セットン 内緒モード
【大丈夫ー？】
きゆ 内緒モード
【ばれそうなのでたいしつしますありがとうございました】
きゆさんが退室されました。
田中太郎【あれ？きゆさん何も言わずに出てっちゃいました？】
セットン【私と内緒の方で話してたんですけど、何か用事ができたらしくて】
罪歌【おはなし したかったです】
バキュラ【同じく】
バキュラ【明日とか来てくれますかねー？】
田中太郎【だと思いますよ】
田中太郎【バキュラさんが参加し始めたあたりから、ほぼ毎日入室されてるみたいですから】
セットン【そういえば、そうですね。前は飛び飛び参加だったのに】
バキュラ【マジっすか】
甘楽【あれ！？きゆさんもう出ていっちゃったんですか！？】
罪歌【すこし まえに】
甘楽【ううッ私もお話したかったのにィ！】
バキュラ【ちょうど甘楽さんのカキコと入れ違えるように出て行きましたよねー】
バキュラ【きっと甘楽さん、避けられてるんですよ】
甘楽【そんな！？】
田中太郎【席外されてたんですか？】
甘楽【ちょっと呼び出されちゃったので、その対応に行ってました☆】
セットン【ご家族の方、とかですか】
甘楽【そんな感じです！むしろ未来のっていうか――キャッ】
バキュラ【甘楽さん、ちょっとそこ窓から飛び降りてください】
甘楽【死ねってことですか！？】
バキュラ【ああ大丈夫です。入院してくれるだけでも、】
バキュラ【俺は十分嬉しいんで】
甘楽【大丈夫な要素がひとつもない！？】
罪歌【いいすぎ じゃ……】
田中太郎【まあまあｗ】
セットン【本当に甘楽さんには容赦ないですねえ】
♀♂
……ユウキ、大丈夫かな。
（相談チャット）
「それで、セルティと内緒モードで何話してたの？」
「……女同士でしかできない話を、してました」
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