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猫とお遊び(BOOK)
No.3
結局仕事が終わったのは夜、
アイツには待たせてしまったな…。 部屋を、開ける







「ザークシーズ?……まだ…帰って来ていないのか…?」







おかしい…
あまりにもおかしすぎる





その、時
シャロン様の甲高い悲鳴、泣き叫ぶ様な声…





急いでそちらへと向かっていく、と…それは裏庭。
眼鏡を着けていないから分からないが遠目で見ると月明かりに照らされた紅、



まるで綺麗な薔薇のようで…。しかし眼鏡をかけてみると薔薇ではないのが一目瞭然。








それは愛しい愛しい恋人だったから…







「…ザーク…シーズ…?」






服まで真っ赤に染まって…身体は?身体は血でいっぱいで…内臓が、…






もう冷たくて動きはしない手が虚しく伸ばされているのは…私の部屋の方向…






他の者に助けを求めることもできただろう…
どうして私に…





雫が、落ちる。
ザークシーズの渇いてしまった涙の跡に沿って











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あきゅろす。
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