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節分

二人は同時にかぶりついた。

先に俺が食べ終えて、晃を見るとまだ一口目から、ほとんど進んでいない。

それもそのはず、この恵方巻にはちょっとした細工がしてあるのだ。
俺の食べる恵方巻は極普通の恵方巻だが、晃の食べる恵方巻は海苔が俺のより厚く硬い。

「あれ。まだ食べ切れてねーの?」

「…うっ。…ぐっ。」

「そんな声出して、もしかして誘ってるのか?」

「…ちがっ…。」

「ダメ。しゃべるなよ。福が逃げるから。」

「…んっ。…んぐっ。」

「絶対喋っちゃダメだからな。」

そう言いながら、晃のズボンとパンツを下ろしていく。

「…やっ。」

「ダメだって言ったろ。俺は晃のためを思って言ってるんだからな。」

「…ぁっ…。」

「ほら、晃のココも美味しそうに俺の指をくわえてるぞ。」

「……んーっ。」

晃は俺の言ったことを守り、喋らずに首を左右に振り続ける。

そのため、恵方巻は床に敷いてあったカーペットの上に落ちた。

「…んはっ。もっ…、やめて。」

「だから、喋っちゃダメだって。」

「もうっ…、恵方巻…ないっ…。」

俺は指を抜くと、すでに勃っている自身を素早く挿入する。

「…やっ、…あぁーーっっ。」

「今は俺の恵方巻くわてるだろ?…ココで。」

「んぁっ。…あっ…あっ。」




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