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Again

次の朝、目が覚めると目の前には真っ白な少年がいた。


俺はしばらく周りを見渡し、ここが見慣れた自分の部屋であることを確認すると、やっと昨日あったことを思い出した。


それから、お前が起きるのを待った。



「はぁー。…行くか。」



俺は警察署の前で大きなため息をつくと、決心して進んだ。


お前は不思議そうな顔で俺を見ていた。



「おい、柏木。お前、また何かやらかしたのか?」



でも、警察署に入る前の階段で声をかけられる。


あー。嫌な人に見つかった。


俺は露骨に嫌そうな顔をして、振り向いた。



「佐藤さん…。違いますよ。」



佐藤は俺の隣の人物に気づくと茶化すように聞いてきた。



「誰だ?その子は?誘拐か?」



「違いますって。あ。そうだ。調べて欲しいんすよ。こいつのこと。」



俺はお前を佐藤の前に突き出す。



「は?どういうことだ?」

「捜索願いとか出てないっすか?」

「…お前、まさか本当に誘拐…。」

「だから、違いますって。」



その後、俺が佐藤に事情を説明すると、佐藤は快く調べてくれた。


しかし、これといった情報は何も出てこなかった。



「もし本当に記憶喪失なら、病院に連れてけよ。」

「そのつもりですよ。てか、まだ疑ってるんですか?」



その後も、いや〜。本当にあるんだな〜。と頭を掻いている佐藤に見送られ、俺達は警察署をあとにした。





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あきゅろす。
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