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ある日の四天宝寺2



「桜、俺の凄いやつ見たい?」

「なにそれ新しい下ネタ?」

「しゃあないなあ見せたろ」

「いや、いいよ」

「ほれカブちゃん」

「ぎゃー!ごきぶりー!」

「ちゃうわアホ」

「ムリムリ近寄らないで」

「なんでやこんなに可愛いのに。ちゅ」

「ゴキブリにちゅうしたこの人!」

「なんや嫉妬か?ははは、桜にもしたろか」

「やめてやめてほんとに嫌だ気持ち悪い」

「フッ、照れんでええよ」

「いやぁああ!近づくなああああ!」

「おいあんまデカい声出したらアカ…あ」

「ぎゃああああ!飛んだあああああ!」

「どこ行くねんカブちゃああああん!」

「先輩らうっさい」

「光くんんんん!助けてええええ!」

「光うううう!捕まえてえええ!」

「忙しいから無理っス」

「ジャンプ読んでるだけじゃねーかコノヤロー!」

「うわぁあああ!カブちゃんが逃げてまううう!」

「もう逃がしてあげたらいいじゃんそのゴキブリ!」

「何を言うとんねん!コイツ…カブは俺なしじゃ生きていかれへんねん!」

「ぎゃああああ!こっちきたああああ!」

「桜!ドア開たらアカンで絶対!」


ガチャ

「おはよーさん」

ブーン

「ん?今何か飛んでった?」

「アホやな謙也さん」

「へ?」

「………なぁ謙也」

「え、どうしたん白石なんなんその笑顔」

「ちょっと表で話しよか」

「いや、桜倒れてんねんけどなにこれ」

「さあ行こうか謙也くん」

「ちょ、なんなんこれ!なぁ財前!助けてええええ!」






部室裏から悲鳴
(先輩、起きてください)(んう…はっ!ゴキ(もう大丈夫っスよ)(もしかして光くんが?)(フッ)(きゃー!かっこいー!)





(・∀・)ずるい

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あきゅろす。
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