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そりゃあ、それもそれでありだけどそれってどうな(以下略)


 どうもみなさま、自称ヒロインのネオです。自称って言ってて悲しいな。
 俺は今、信じられないものを目にしています。
「ここって……俺ん家……だよ、な?」


 そりゃあ、それもそれでありだけどそれってどうな(以下略)


 では、ほんの数十分前に遡ろう。俺はエースと一緒に飯を食っていた。そしたら行きなり目の前が真っ白になって、気づいたらここにいた。あれは夢、だったのだろうか……ずいぶんリアルな夢だ。
 とりあえず、家に入ってみる。ただいまーと誰もいない家に入ればおかえりーなんて返ってきた。
 ……おかえり?
「って、何でエースがここにいるんだよおおおお!」
 俺の家のリビングにいたエースは俺の顔をみるやいなや信じられないというような顔をしていた。いや、信じられないのはこっちだから!
「ネオ……?!」
「エース、とりあえず何がどうなってここに?」
「いや、目の前が真っ白になって気が付いたらここにいた」
 ならなんでお帰り何て言ったんだ、って突っ込みは置いといて……
 ここはもともと俺がいた世界の俺の家だ。まるで時が止まっていたかのようにずいぶんと綺麗に、そのままの形で残っていた。住人は俺だけだったはずだから、こんなに綺麗な訳がない……
 もしかして、葵が……? まさかな……
「なあ、ここネオん家なのか?」
 キョロキョロしながらエースは俺に訪ねる。まあ、隠すことでもないし……さっきただいま言った時点でバレてるしな……
 俺はキッチンに向かいながらああ、と答えた。
「へえ……」
 楽しそうな声で答えたかと思うと、リビングをふらふらし始める。特に何かが置いてあるわけでもない、簡素なリビング。楽しいものなどあるわけがないリビングを楽しそうにエースは歩いていた。
 俺はとりあえず、お茶を入れた。相変わらずふらふらしているエースにとりあえず座れよ、と声をかけ、お茶を差し出した。
「ありがとな」
「いいって、てか、そんなに面白いか?」
 俺の質問にエースは満面の笑みで頷いた。
「だって、初めて見るもんがたくさん置いてあるしな!」
 なるほど……笑顔でそう言ったエースに俺は納得する。モニターなどがあっても電伝虫を使ったもの。電話もそうだったな……
「あとで色々教えてやるよ、それより」
 俺が真面目な顔をするとエースも真面目な顔になる。
「今後、どうする……?」








 海姫トリップパロでした(笑)
 今後どうなったかは皆様のご想像にお任せしまs←


あきゅろす。
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