BOOK
…噂…
君と並んで歩くなんて…
初めてだ。
周りの目が気になるが
気にしていられない
何か話さないと……
…………
君が
《最近学校楽しい??》
と質問してきた。
僕は《普通》
なんて、素っ気なく答えてしまった(__;
君から全然話かけてくれなかったから‥僕は、動揺してたのかもしれない。
でも、ホントは嬉しかった。
ィロイロと普通の話をしてぃるうちに
段々君は、笑顔で話をしてくれた。
僕は、もっと話がしたくて
君と一緒にいたくて
近くの公園のベンチで座って話そうと誘ったら
君は、《いいよ》と笑顔で答えてくれた。
二人で公園のベンチで話をするなんて
公園で遊んでいる子供達には、
カップルだと思うはず!
なんて‥馬鹿なコトを考えていた。
僕は、君の全てが知りたかったから、、
噂のコトを本人に聞く事にした。
《そんなの、ただの噂だよ》と笑って答えて欲しいと願いながら…………。
僕は、
《いきなりでゴメンだけど…学校でも結構噂になってる事があるんだ。》
君一瞬だけ悲しそうな顔を見せた……
僕は、、
《やっぱり別の話しよっか???》と話を変えようとすると、
君は下を向いたまま
《噂知ってるんだ…。知ってるのに、なんで私と一緒に帰ったの?》
涙声に聞こえた君の小さな声。
《知ってる。でも噂だし、全然信じてないよ》と僕が言うと
《噂………ホントだよ…私ね、3年前に感染したはず。》
僕はホントに驚いてしまった…公園で遊ぶ子供達の声も耳に入らないくらい…
《私、3年前に付き合っていた彼と彼の友達とか、バイトの先輩って人達6・7人位の人からレイプされちゃったの……その日の夜わホントに眠れなくて‥一人で夜の街歩いてたら、知らない人からホテルに誘われたから、一緒にホテルに行ったの。。
あの日から私、自分の身体が嫌いで‥知らない人達に抱かれていた。でもね、お金は貰わなかった。
それから梅毒とかクラミジアなんて婦人科系の病気にかかったから、病院に通院している時にね、婦人科の先生カラ近く保健所を紹介してもらったの。HIVの検査が無料で受けれるっていうから‥試しに検査を受けたら…
陽性(+)だった....。
誰カラ感染したかも分かんないから…。親にも報告出来なくて、、私、死んじゃうのかな…………。
ゴメンね。。こんな話聞きたくないでしょ...。
実はね、クラスメートの中でも1番気になってて、信じれそうな雰囲気だったから…。変な話しちゃった。明日から、私の事避けてもいいよ。》
君は、大きな瞳からたくさんの涙を流しながら話してくれた。
こんな小さな身体で…君の………
僕は、君を傷つけた男達への怒りと君を守ってあげたいという気持ちでいっぱいだった。
君の肩を抱いてあげたくて‥
体をくっつけると
君の髪の毛からとっても甘い香がして‥
思わず
オデコにKISSをすると‥
君は、びっくりして
君の大きな瞳で僕を見つめた。
僕は、、君のほっぺにもKISSをした。
君は、
《私、こんなに優しいKISSされたの初めて‥ドキドキしてる。》
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