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short×short
求めたのは



「っ、ああ……!」

レイの下で啼くまだ幼さの残る少女は、それとは対照的な艶やかな肢体を仰け反らせ、小さな絶頂に達した。

「はあ、はあ…」

快楽の余韻でまどろんだ黒の瞳がレイに向けられる。

揺れるその瞳に誘われ、彼はまた腰を動かした。

そうすれば再び響く嬌声。

「や…っ、待っ…!」

達したばかりでは辛いのか、少女は首を激しく左右に振った。

その動きに合わせて揺れる、漆黒の髪。

それを指で梳いて、レイは尚も腰を振り続けた。


「ひゃ、らめ…っ、ぁああ…!」

「…っ、…は」

蜜の甘い薫りが彼の鼻腔をくすぐる。

高まる快感に身を任せ、頂へと上り詰めていく。

「も、イ…っ、ぁああああー!!」

「……っ」

共に果てる瞬間、彼は心地よい何かに満たされた。




***




すぐ傍で身を投げ出してぐったりとした様子で眠る少女の、汗で少し濡れた前髪を彼の指がそっと掻き分ける。


暫く少女の顔を見つめてから、そこにひとつ、唇を落とした。


その瞬間の彼の表情が酷く優しいものであることは、本人ですら知らない。











盲目故に貪る
(気付かないまま、食らい続ける)

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