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1 気が付いたら咲いてた しらない間に気持ちは高まって行く この気持ちは何……？ 初恋 「日暮さん、僕と付き合って下さい！」 何度かこの様なシチュエーションを体験した これで何回目？ いつも答えは決まってる 「ごめんなさい。」 酷い言葉だと思う 相手にいつも申し訳ない でも私に気持ちが無いの そんなのもっと失礼でしょ。 「えー！佐賀くんを振った!?!?」 ｢ありえなーい！あんなに優しくてカッコイイのに｣ 昼休みは決まって恋ばなをする友達。 今日は私が告白された話で持ち切り 佐賀くんとは隣のクラスの人気者。 そんな人気者を振った私は責められる。 「だって……気持ちがないんだもん」 「はあ〜かごめが羨ましい、そもそもかごめは好きな人いないの！？」 「好きな人!?」 つい素っ頓狂な声を出してしまった だって好きな人なんていないし……… そもそも恋を知らない 人を好きになった事が無いのだ。 友達は口々に好きな人や彼氏の話をする。 私にはまだその気持ちがわからないのだ 専ら聞き役。 「恋か…私には縁が無いみたい」 そう思ってた [戻る]  |