4 「ちぇっ!」 (犬っころのヤロウ、こんないい感じの時来やがって……許さねえ!) 「あ!犬夜叉!!」 全力疾走で迫ってくる犬夜叉、もちろん怒りは頂点にまで達していた (なっ!抱き合ってやがる!!!!!!!怒) 「かごめから離れろ!!!!この痩せ狼があぁぁ!」 ドーン! 鋼牙を殴り付けようとした拳が地面に当り、そこに咲いていた夜光花はキラキラと輝きながら、花びらが舞った 「おっと!あぶねー奴だな!!怒」 鋼牙から引き離したかごめを自分の方へと引き寄せる 「かごめ!大丈夫か?」 「うん、平気」 「犬っころ!俺とかごめの幸せな一時を邪魔しやがって!許さねえ!」 その途端犬夜叉に殴りかかろうと、鋼牙が迫ってきた 「丁度いいぜ!決着つけてやる!」 バキバキっと指を鳴し犬夜叉も戦闘態勢へ 「今日は手加減しねーからな!!!!覚悟しろ!」 「けっ!お前こそ泣きっ面かいても知らねーぞ!」 殴り合いに加え更に口喧嘩まで同時にこなす犬と狼 「かごめちゃーん!」 珊瑚、弥勒、七宝、雲母が少し遅れてやって来た 「珊瑚ちゃん!!皆♪」 「かごめ〜!鋼牙の奴に変な事はされなかったじゃろうな?」 七宝が一目散にかごめに駆け寄って来た 「変な事?……大丈夫よ♪」 キョトンっとしながら答えるかごめ 「そっかあ!なら良かったのぉ!犬夜叉!!………ってやっぱり喧嘩をしておるのか」 ギャーギャー騒ぎながら喧嘩をする二人 そんな二人を脇目にも振らず、夜光花に魅了される珊瑚と弥勒 「へぇ〜ここすごいね♪かごめちゃん」 「夜光花か?こんなに沢山見るのは私も初めてだ。なるほど〜。鋼牙はこれをかごめ様に見せたくて^^」 「うん!そうみたい」 「夜光花?綺麗だね。鋼牙の奴なかなかやるねっ♪」 「犬夜叉!!鋼牙に負けるなー!」 七宝が突然犬夜叉の応援を始める 「けっ!犬っころテメーはいつもかごめに甘えてるんだろ!」 「あ、甘えてるだ〜!?」 犬夜叉が鋼牙に口喧嘩で負けそうになっているのだ 「俺だってな!たまにはかごめに甘えてーんだ!いちいち邪魔するな!」 「な、なんだと!ぜっってーにダメだ!それに俺はかごめに甘えてなんていねーぞ!」 犬夜叉も負けじと反論する 「嘘つけ!!かごめのいい匂の中にな、お前の胸糞悪い匂いも混じってるんだよ!」 [*前へ][次へ#] [戻る] |