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「ちぇっ!」
(犬っころのヤロウ、こんないい感じの時来やがって……許さねえ!)


「あ!犬夜叉!!」


全力疾走で迫ってくる犬夜叉、もちろん怒りは頂点にまで達していた

(なっ!抱き合ってやがる!!!!!!!怒)


「かごめから離れろ!!!!この痩せ狼があぁぁ!」


ドーン!

鋼牙を殴り付けようとした拳が地面に当り、そこに咲いていた夜光花はキラキラと輝きながら、花びらが舞った

「おっと!あぶねー奴だな!!怒」


鋼牙から引き離したかごめを自分の方へと引き寄せる

「かごめ!大丈夫か?」

「うん、平気」


「犬っころ!俺とかごめの幸せな一時を邪魔しやがって!許さねえ!」


その途端犬夜叉に殴りかかろうと、鋼牙が迫ってきた


「丁度いいぜ!決着つけてやる!」

バキバキっと指を鳴し犬夜叉も戦闘態勢へ


「今日は手加減しねーからな!!!!覚悟しろ!」


「けっ!お前こそ泣きっ面かいても知らねーぞ!」

殴り合いに加え更に口喧嘩まで同時にこなす犬と狼




「かごめちゃーん!」

珊瑚、弥勒、七宝、雲母が少し遅れてやって来た


「珊瑚ちゃん!!皆♪」


「かごめ〜!鋼牙の奴に変な事はされなかったじゃろうな?」

七宝が一目散にかごめに駆け寄って来た


「変な事?……大丈夫よ♪」

キョトンっとしながら答えるかごめ

「そっかあ!なら良かったのぉ!犬夜叉!!………ってやっぱり喧嘩をしておるのか」

ギャーギャー騒ぎながら喧嘩をする二人

そんな二人を脇目にも振らず、夜光花に魅了される珊瑚と弥勒


「へぇ〜ここすごいね♪かごめちゃん」


「夜光花か?こんなに沢山見るのは私も初めてだ。なるほど〜。鋼牙はこれをかごめ様に見せたくて^^」


「うん!そうみたい」


「夜光花?綺麗だね。鋼牙の奴なかなかやるねっ♪」



「犬夜叉!!鋼牙に負けるなー!」

七宝が突然犬夜叉の応援を始める


「けっ!犬っころテメーはいつもかごめに甘えてるんだろ!」


「あ、甘えてるだ〜!?」
犬夜叉が鋼牙に口喧嘩で負けそうになっているのだ


「俺だってな!たまにはかごめに甘えてーんだ!いちいち邪魔するな!」


「な、なんだと!ぜっってーにダメだ!それに俺はかごめに甘えてなんていねーぞ!」

犬夜叉も負けじと反論する


「嘘つけ!!かごめのいい匂の中にな、お前の胸糞悪い匂いも混じってるんだよ!」



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あきゅろす。
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