プロローグ 「生徒会役員の親衛隊は解散を命ずる」 掲示板に張り出された紙。 僕は、もう貴方の視界に入ることもなくなってしまうのかと出かかった涙を無理矢理引っ込める。 「隊長!会長の所に…」 「いいよ、行かなくて…それに、もう僕隊長じゃないよ?」 仲良くしてくれた親衛隊の子達が泣きながら僕を見つめる。 でも、僕はもう隊長ではないから… 「これからは、和葉って呼んでね」 新しい関係を築いていきたいんだ。 「ダメかな?」 「いいえ!これからも、よろしくお願いします!和葉、さん」 親衛隊では、なくなったけど 貴方を、想い続けるのは、けして罪にはならないでしょう? [*back][next#] [戻る] |