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「手の鳴る方へ」

静けさを 震わせて
波風が 闇を裂くように
おだやかな ざわめきが
少しずつ 呼吸を始める

そこには ただ
溢れ出した 想いだけが
息づくまま
他には何もなくて
ただ 音もなく
風が吹いてただけ


うつむいた 目の奥は
果てしなく砂丘を描いて
幾重にも 列を為し
めくるめく時間を駆けてく

忘れないで
ひたむきなら
怖れもせず 迷いもない
いつか 僕が
そうであったように


どこまでも
伸びてゆく
長すぎる
夜の果て
束の間にすぎない昨日
誰にも言えないままの
ひたむきにさまよう心

無理してないで
もっと僕は
素直であるべきなのに


どこまでも
伸びてゆく
長すぎる
夜の果て
束の間にすぎない昨日
誰にも言えないままの
ひたむきにさまよう心

手の鳴る方へ
どっちつかず
いつも 流されるがまま

もっと僕は
素直であるべきなのに




1995/12/25 3:00
〜1996/7/1

mathis



【好きなメロデイ、好きな歌詞、好きな世界だけで作った歌です】

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