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百万打!
眩暈がする21〜31

21、バカって言わせてみたー
(晴→雷)
「会長」
「?どうした晴生」
「会長のバーカ」
「!?」
「バーカバーカ」
「な、なんで!?なんでだ、俺何かしたか!?」
「バカー」
「ちょ、何か言ってくれ晴生!」
(なんでこんなに焦るんだろ、言い方ふざけてるのに)
「晴生、俺に悪いところがあるなら直すから!」
「会長ってたまにバカワイイよね」
「バカワイイ!?」
「いや、うん。会長はそのままでいいと思うよ。俺様モードもいいけど、こっちも好き」
「………晴生」
「ん?」
「今、普通に好きって…」
「ッ!!い、言ってない!言ってないよ!?」
「………」
「ちょ、ちょっと待って、なんで今俺様スマイル浮かべるの?ねぇ!?」
「お前もたいがいバカだよな」
「ストップ、ちょーっ!!」









22、バカって言わせてみたー
(晴→雨)
「…時雨さんのバカー」
「…晴生」
「し、時雨さんのバカー」
「お前は、何の遊びか知らねーけど…覚悟はできてんだろうな?」
「ごっごめんなさい!!雪ちゃんの命令なんですってごめんってば!!」
「取り敢えず久々に椅子にでも縛り付けるか」
「やめて!?ていうかそれ別に頻繁にやってたわけじゃないよね!?あの時一回だけだよね!?」
「んで一条にでも差し出すか」
「やめてー!!」
「もしくは高森兄に見せるか?」
「やめてマジで!!」
「ああ、諫早呼びつけようか」
「やめてくださいごめんなさい!!!」









23、タイプ
「はるくーん」
「何、風見?」
「はるくんの女の子のタイプってどんな子?」
「?前話さなかったっけ。雪ちゃん大好きでも許してくれる人」
「あ、そこピックアップなんだ。…じゃあー、一条の会長さんは?」
「晴生」
「…女の子って言ってるよね俺」
「晴生意外に思いつかない」
「チッ…ガチホモが」
「風見。キャラ」
「そういうお前は諫早以外にあんのかよ」
「女の子は可愛い方がいい」
「は?」
「ツンデレもいいけど、俺としてはお姉さん系が好きかな。一個上の先輩で面倒見良いとかいいよねー」
「…」
「助け求めるように見ないで。あれだよ、風見は元々ハーレム志望だから」
「意味がわからないんだが」
「あ、会長さんなら、じゃあはるくん女体化すれば?」
「すれば?でできるもんじゃないから。ここ二次元じゃないから」
「何言ってんのはるくん、二次元だよ」
「誰かお父さん連れて来てー!」









24、呼び方3
退任後
「会長、お昼行きましょう」
「晴生、会長じゃなくて」
「う…一条くん」
「ったく、会長じゃねーんだから、そろそろ慣れろよ」
「そんなこと言われましても…。素ならともかく、副会長モードではやり辛いんです」
「つか、その『副会長モード』っつー名称も変えねーとな」
「え?これはこのままでいいのではないですか?正式には『雪ちゃんの理想の副会長像モード』ですし」
「そんな正式名称だったのか…」
「まぁ今考えたんだけどね」
「お前…」
「とはいえ雪ちゃんの好き勝手にできるのであながち間違いではないけど」
「雪女は『副会長』をどうしたいんだ…」
「さぁ?着いたし本人に聞けばー?」

「あ、遅かったね。晴生くん、元会長」
「先食ってるぞ。つか晴生、元会長の弁当の箸ないっぽいぞ」

「………お前らはその呼び方定着させんなよ…」
「はい?」
「は?」









25、天崎晴生の苦手
「そういえばお前、お化け屋敷苦手だったよな」
「ん?あー、そうだね」
「…遊園地行くか」
「フリーフォール三回乗った後会長一人でメリーゴーランド乗って、もう三回フリーフォール乗ってから会長が一人でコーヒーカップのってカップ高速回転させて、俺がフリーフォール乗ってる間に会長が一人で観覧車乗って、俺が先に終わったら帰ってていい、けど会長が先に終わったらお化け屋敷でもどこでも行くっていう条件なら行ってもいいよ」
「お前どんだけフリーフォール好きなんだよ!?つか一人って!しかもそれ絶対俺先に終わることねぇだろ!」
「異論があるなら行かないけど」
「わかった…もう言わねぇから。つかお前最近どんどん辛辣になってるよな」
「会長はどんどんヘタレになっていくよね。ていうか会長が俺の嫌なことさせようとするのがいけないんでしょ?」
「お化け屋敷で抱き着かれるとか、ロマンじゃねーか」
「…会長は最近無駄に俗世の知識を付けていってるよね…前はスーパーも知らなかったのに。まぁ誰の所為かっていうのはもうそれは簡単に想像つくけど」









26、血液型
「会長って何型?」
「あ?Bだが…どうかしたか?」
「んー…なんとなく?」
「なんとなくってなんだよ…。…晴生は何型なんだ?」
「俺O型ー。よくA型と間違われるけどねー」
「血液型間違えられるってどういうことだよ…」
「性格的なアレで」
「性格?」
「あ、会長知らない感じなんだ?本当に世間知らずだなぁ」
「なんで俺はいきなり罵られたんだ。つか血液型と性格の関係性がわかんねぇよ」
「だよね、俺も」
「だから何がだよ…」
「因みに雪ちゃんはAB型で、嵐ちゃんはA型」
「だからわかんねーって…」
「教えるからすねないでよ」









27、無言で押し倒してみたー
VS会長
「………」
「…会長、昨日の今日だからしないって言ったと思うんだけど」
「………」
「明日学校なんだけど」
「………」
「絶対しないからね!明日学校なんだからね!」
「………」
「……なんで黙るの?え、何、俺何かした?え?」
「………」
「会長!?何か言って!?怖いから!会長―!!」
「……最初は慌てふためいてたのになぁ」
「…や、さすがに慣れるよ……ていうかマジでなんなんですか…」
「赤くなるところと内心慌てふためいてるとこは変わらねぇけどな」
「内心までわかんの!?」









28、無言で押し倒してみたー
VS時雨
「………」
「し、時雨さん?どうしたの?」
「………」
「ご、ごめんなさい?」
「………」
「ごめんなさい!」
「…何に謝ってんだよお前」
「え?俺がなんか気に入らないことしたから怒ってるんだよね…?」
「まぁ気に入らないのは気に入らないな。全然微塵も照れすらしねーとか、ちょっとプライド傷つけられるわ」
「ええ…ていうか時雨さん、俺に何か思われても嬉しくないでしょ?」
「まーな」
「即答!」









29、無言で押し倒してみたー
VS真雪
「………」
「雪ちゃん今度は何のネタなの。女の子がそんなはしたないことしちゃダメでしょうが!」
「………」
「だいたい雪ちゃんは女の子としてなってません!そりゃ彼氏とかできたら嫌で嫌で仕方ないっていうか泣くけど、もう少し恥じらいというものをもってだね…」
「………」
「というか俺も男の子なわけでしょ。いくら俺でもこういうことするのはダメなの。わかる?」
「…晴生くんが私の保護者だってことだけわかった」
「他にもわからなきゃいけないこと結構言ったよ!?」
「あと、晴生くんにとって私が性的眼中外だということもわかったかな」
「うん、だからそういうこと言うのがダメなの!」
「晴生くんはネコだしね。会長一筋だしね」
「嬉しそうにしない!!」









30、雪ちゃんに彼氏ができた。
「という夢を見ました」
「…そうか」
「もうなんかね、めちゃくちゃいい感じの男性と普通に付き合ってるの。で、俺にそれを『彼氏です』なんて紹介してくるの」
「…そうか」
「夢の中で俺そいつのこと殴ってね、雪ちゃんは反応なしなんだけど、彼氏がね『娘さんを僕にください!』って言うの。で、俺もう一発殴ったの」
「…そうか」
「でもね、俺人とか殴らないから全然効いてないんだよ…」
「…そうか」
「んで起きたら自分マジ泣きしててね、俺は雪ちゃんのお父さんではねーよ!ってつっこんだの。でも気分的にはお父さんだったの」
「…そうか」
「会長」
「…なんだ?」
「もし雪ちゃんが彼氏連れて来たら、俺の代わりに殴ってね」
「…考えとく」









31、痴話げんか
「晴生」
「…会長。仕事中は名字で呼んでいただくように、何度も言っているはずですが」
「お前は呼び方統一なのに不公平だろ」
「意味がわかりません」
「とにかく俺がお前を晴生統一にするか、お前が呼び方変えろ」
「わかりました。じゃあ俺副会長モードやめるね」
「なんでそうなる!」
「だって副会長モードと素で変わらないのが嫌なんでしょ?じゃあ素でいたらいいんじゃん」
「どんな屁理屈だよ!」
「先に屁理屈言って来たのは会長でしょー?まぁどうせ雪ちゃんに入れ知恵されたんだろうけど」
「う…」
「言っとくけど、雪ちゃんの考えそうなことはだいたいわかる!」
「俺のこともわかれよ!」
「ツッコミ所違くない?」
「違くない」
「ええー…」

「…副会長、会長」
「何、高森?」
「なんだ高森」
「痴話げんかですらない戯れはどうぞ外でお願いします」
「「………」」


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