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テニスの王子様 
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澪side

あ〜少し殺気を強めすぎてみたいだわ…

景吾は余り無意味な事を嫌うのに今は、戦闘も行ってないのにリングに火を灯しているのを感じるもの

きっと私の殺気で練習に集中出来なかったのを見て、優奈が景吾に言ったのね

景吾で堪えられないなら光は大丈夫かしら?

あの子は私みたいに強い殺気に慣れていないんじゃあないかしらね


あ、そんな事を考えてる間にテニス部に着いたみたいね。ちゃんと練習はしてるのかしら?

「……いないわね。手塚君達何処に行ったのかしら」

テニス部のコートを覗いてみたけれど其処にはR陣の姿は無く普通の部員ばっかりだった。一年生は、小さく離れた場所で練習をしていた

「全く私がいないからってサボりなんていい度胸ね。」

罰則は何がいいかしら?まぁそれは後から考えれば
いいわね

ま、先にこっちの方を指導しなきゃね。私はマネージャーなんだから

私は平部員がいるコートの中に入った。皆、私の事を見て驚いたように目を見開いて急いで練習をし始めた

「…此処に居る部員は私が良いって言うまで走ってきなさい!一年生はコートを使って構わないわ。練習を続けて」


「「「は、はい!!」」」

二年生、三年生はコートから凄い速さで出て行き言われた通りに走っていた

「ねぇ貴方達、手塚君たちは何処にいるか知らない
かしら?」

私がそう言うと一年生は顔を見合わせて相談しているようだった。

「神咲先輩!その先輩達は愛川先輩が怪我をしたと言って
保健室に向かいました」

相談を終え、集団の中から一人出てきて言った。

「そう、分かったわ。貴方達はそのまま練習をしていなさい。私は少し行って来るわ。」

そう告げ、二年、三年に向かって「サボったら罰を増やすからね」と頬笑みその場を離れた







「全く、マネージャーがテニス部の足を引っ張ってどうすりのかしら」

マネには、リョーマを嵌めた罪とか支払って貰わない
とね。

「此処ね。まだ声がするわ…呆れるわね」

私はガシャンと強く保健室の扉を開いた。そこで私の目に映るのは顔を真っ青にしたR陣と顔を歪めている女

「か、神咲先輩戻ってきてたんですね…」

その声は軽く声が震えていた

「えぇ昨日の夜ね。で、貴方達は何をしているのかしら?もしかしてサボっていたの?」

きっと私の顔は今、笑っていない

だって皆、怯えたように見てるものこの私を…

「あのぉ〜手塚せんぱ〜いその方誰ですかぁ〜?」

何この女、私の話はまだ終わってないんだけど…

しかしどんな喋り方してんのよ。気分が悪いわ
こんな馬鹿な子にリョーマは嵌められたのね…絶対に生まれてきた事を後悔させてやるわ

「この方は少し前までマネージャーをしていてくれた
神咲だ。用事でテニス部から抜けていた人だ。」

あら手塚君、私の紹介をしてくれてありがとう手間が省けるわ。

「そうだったんですか〜!わたしぃ〜愛川恵梨菜って言いますぅ〜よろしくお願いしますね〜」

そう言って変な笑みを浮かべて手を握ろうとしてきた。

パシン

私は手を払って、手塚君達に向きなおした

「澪!そんな事しなくてもいいんじゃあないか!?」


「そうだにゃ!!可哀想だにゃ!!」

私を咎める声が聴こえるわね。まぁいいわ

「可哀想ね…そんな風に思う暇があるなら練習をしてきたらどうかしら。それに貴方はそんな爪を綺麗にして、化粧もしてるかしらね。そんな風にしてる人はマネって認めないわ。」


「そんな事いわないでよぉ〜」


「さっ早く行くわよ。後、テニス部の足引っ張るんじゃないわよ」

小声でそう言いその女は顔を酷く歪めた…

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あきゅろす。
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