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東方機神録
博麗神社2日目・午後
〜博麗神社 境内〜

「・・・・・・・・」

ザッザッザ

規則正しい箒の音が境内に響いていた。

霊夢と決めた役割を黙々とこなしていた。

「・・・ふぅ・・・・・・此で一段落着いたな」

そう言って辺りを見回す。境内には目立った落ち葉等は無かった。

箒を母屋の用具入れに戻して再び境内の方へ出てくるとーーーー

「・・・・・・・何だ・・・・此は?」

空中に黒い物体が浮いていた。

「(暗視センサー、生態反応スキャナー、起動)」

二つのセンサーを使い其の物体を調べると、中に一人の少女の様な反応が有った。

?「あなたは食べてもいい人類?」

「・・・・・・いや、駄目な人類だ」

?「そーなのかー」

いきなり黒い物体がそう言って来たので、取り敢えず其の質問に否定の意を示した。

すると黒い物体が少しずつ消え始め、中から金髪の少女が出てきた。

ルーミア「私ね〜ルーミアって言うんだよ〜よろしくね〜」

「白銀 響だ。訳あって今は此処に居候している」

ルーミア「そーなのかー」

ルーミアと言う少女はくるくると俺の周りを回った。

ルーミア「はわー」

「!!??」

突然、ルーミアが手に噛みついてきた。

「・・・・・・・いきなり何をする・・・・・・・・」

ルーミア「ほいひしょふひゃっふぁふぁらかみしゅいしぇみひゃ」

多分、美味しそうだったから噛みついてみた、と言いたかったのだろう。

突然の事立ったので多少驚いたが、甘噛みだったため其処まで痛くなかった。

霊夢「響ー、掃除終わった?ーーーーーって、あんたなにやってるのよ・・・」

掃除の様子を見に来たのだろう、霊夢が呆れながらそう言った。

端から見れば、手に少女が噛みついているのは異常な光景だろう。

霊夢「はぁ、まあいいわ。夕食の用意が出来たから行きましょう。ルーミア、あんたも来る?」

ルーミア「いくのだ〜」

そう言って三人は母屋の方へ行った。

その後夕食を三人で食べ、風呂に入って眠りに着いた。

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