東方機神録
弾幕、能力、スペルカード
〜博麗神社 縁側〜
障子を開けると、陽の光が入ってきた。なんだか久しぶりに太陽の光を浴びた気がする。
「(此処がゆいの言っていた幻想郷か・・・・しかし、俺は何故、この部屋に寝かされていたのだろう?)」
そう考えていると、何かが近付いてくる気配がした。そちらを見ると、四人の女性がいた。
?1「気が付いたみたいね」
一番手前の紅白の巫女服?(何故腋が露出している?)の少女がそう言った。
「・・・・君が此処まで運んでくれたのか?」
霊夢「ええ、そうよ。私は、博麗 霊夢。この博麗神社の巫女よ。そして後ろの二人が・・・・」
魔理沙「霧雨 魔理沙だぜ。魔理沙でいいぜ」
アリス「私はアリス、アリス・マーガトロイドよ。魔理沙と私は魔法使いよ。宜しく」
魔理沙、アリスという少女はそう言ってきた。
霊夢「そんで、一番後ろに居るのがーーーーー」
紫「八雲 紫、妖怪の賢者よ。宜しく♪」
「ああ、宜しく。俺は白銀 響(しろがね ひびき)だ・・・・・・此処は幻想郷で合ってるか?」
紫「あら、察しがいいわね。そうよ此処が幻想郷よ」
霊夢「で、何であんたは空から降ってきたのよ?」
「ああ、其はなーーーーーーー」
白銀説明中・・・・・・・・・
「ーーーーと、言うことだったんだ。だが、さっき聞いた結界何て物は張った覚えては無いぞ」
紫「(と、言うことはやはり幻想郷自体が張ったのね)わかったわ、それとね、貴方に伝えなければならない事があるの」
「この幻想郷から出られない、か?」
紫がいう前に白銀はそう言った。
紫「!・・・・そうよ、貴方は此処から出られないわ。それでどうするつもり?」
「・・・・・・・・出られないのだったら仕方がない。此処に居させて貰うよ」
霊夢達はそれを聞くと何か話し始めた。そして、少しすると此方を向き、
霊夢「じゃあ、此処に居るんだったら、此処のルールを知ってもらわなくちゃね」
「ルール?」
魔理沙「そうだぜ、この幻想郷の唯一のルール、弾幕ごっこ、だぜ」
「弾幕?ごっこ?」
アリス「まあ、見てれば解るわ」
そう言うと四人は外に出た。そして魔理沙と霊夢は空に飛び上がった。
「!!・・・・此処の人々は空を飛べるのか」
紫「ええ、霊夢は『主に空を飛ぶ程度の能力』で飛べるし、魔理沙の方は『主に魔法を使う程度の能力』で飛んでいるのよ」
「能力?」
紫「後から教えてあげるわ♪今は霊夢達の弾幕ごっこを見てなさい」
そう言われ、俺は空に漂っている二人を見ていた。
霊夢「いい?弾幕ごっこって言うのはさっきも言ったみたいに此の幻想郷の唯一のルールよ。異変なんかが起こったときには此で決着を着けるの。魔理沙、いい?」
魔理沙「ああ!何時でもいいぜ!」
霊夢・魔理沙「「行くわよ!(行くぜ!)」」
そう言うと、二人は互いに弾幕を張り始めた。
「!!凄い、此が弾幕ごっこ・・・・」
紫「フフッ♪まだまだ此だけじゃあ無いわ、二人共、スペルカードを見せてあげなさい」
霊夢「言われなくても!」
魔理沙「やってやるぜ!」
そう言うと、二人は互いに札(カード)の様な物を取り出した。
霊夢・魔理沙「「夢想封印!(マスタースパーク!)」」
霊夢の方は光輝く無数の弾幕を張り、魔理沙は太いレーザーを放った。
「凄い、此がスペルカード・・・・」
紫「スペルカードは言わば、必殺技みたいな物ね。一回の弾幕ごっこで決めた回数使用できるわ。其が尽きるか、弾幕に一定回数当たったら負けよ」
そう言うと、紫はスキマを開け、中から五枚の白紙のスペルカードを出してきた。
紫「此に念じれば、スペルカードはできるわ。やってみたら?」
「ああ」
そう言われ、俺は五枚のスペルカードにそれぞれ念じてみた。するとーーー
構成『四式二十連装クラスター弾幕ミサイル』
構成『四式自律型弾幕砲台群』
構成『四式荷電粒子砲』
構成『四式多層電磁シールド』
剣術構成『絶剣領域』
と、いったスペルカードができた。
紫「できたわね、次に能力だけど、貴方此の枝に触れて力を開放するイメージをしてみなさい」
そう言われ、枝に触れそうイメージすると、いきなり枝が形を変え、紙に成った。
紫「此れは『物質を変化させる程度の能力』かしら?」
そう言ったが、俺は首を振り、
「いや、此れは『素粒子を操る程度の能力』だな」
と、言った。
魔理沙「それじゃあ、能力も解ったことだしな、弾幕ごっこと、いこうぜ!」
そう言った。
「・・・・お手柔らかに頼む・・・・」
そうとしか言えなかった。
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