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まりもちーず
I'm hungry


「島…みえねぇなぁ…。」

ルフィが船首に座ってしょんぼりと肩を落とす。

ここのところ陸地と久しく出会っていない。

そのためルフィの元気も芳しくない。

それより問題は…

「食料が無ぇ…」

そうなのだ。
フランキーお手製の食料庫によりルフィの食料あさりから最近は食料を守れているとは言っても、普段からみんな馬鹿のように沢山食べる。

魚や海獣を取れても、野菜や果物がない。
そんなアンバランスな食事を麗しのレディ達に提供できるはずもない。

何より、一流コックとして、みんなにだす食事に妥協はできなかった。

「それと酒…。」

みんななかなかの酒豪でガバガバと呑むが、それより何より、ゾロ。
真昼間から酒を大量に煽る。
ゾロが酒呑めなくてしょんぼりとするところなんて見たくない。


食料と酒。
どちらもサンジにとって、なくなればなくなるほどストレスと不安の種が膨らむ
「早く島についてくれよ…みんな飢え死にしちまう。」

「飢え死にしたらみなさん私と同じようにホネだけになりますね!ヨホホホ…」

スカルジョークを飛ばすブルックにも心なしか元気がない。

「過去、私にもこのような事態に陥ったことがありましてね。それはそれは辛い日々でした。」

遠くを見て昔を懐かしむブルックの言葉に子供のころの自分を思い出した。

食事の大切さ。
空腹の辛さはこの船で誰よりも知っている。

だからこそ早く早く島にと願っているのだ。


「おい!お前ら!」

甲板で変顔大会をしていたウソップ、チョッパー、ルフィの三人に釣竿となけなしの魚で作ったエサを投げて渡した。


「それで釣れるだけ釣れ!」
「何がいいんだー?」
早速エサを食べようとするルフィをおさえてチョッパーが尋ねた。

「そーだなー…でっかい魚とシャキシャキの野菜と新鮮なフルーツと酒だな。」

「いや!魚以外は釣れねぇだろっ!」

ウソップのツッコミに笑いながら心の中では本気で釣れねぇもんかと思っていた。

「よし!でっかい魚と野菜と果物と酒と肉釣るぞ!」

「増えてるよ!」

意気揚々とと釣竿を持って釣りをしに行った三人を見送って、キッチンへと戻った。

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あきゅろす。
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