[通常モード] [URL送信]

Novel
魔法のコトバ

担当:蒼海さま




いつでも、どこに居ても君は。

僕が欲しいと思ったコトバをくれる。

応接室やお互いの部屋に二人きりでいるとき。

授業中にはメールで。

会えないときや真夜中には電話で。

まるで僕の心が全部、君に見透かされているみたいに。

お互いの心と心が、通じ合ってるみたいに。

君がくれるコトバは全て、僕にとって─────。






「クフフ…」
「何?どうしたの?」



応接室にある僕のお気に入りの黒革のソファに、僕たちは寄り添って座っている。

すると突然、骸がいつもの独特の笑い声を漏らした。

そんな骸を、僕はちらりと上目遣いで見つめる。



(骸の方が高いから自然とそうなるんだよ)



「ね、骸ってば…んっ」



更に問いかけようとしたところで、僕の唇が骸の唇に塞がれた。

その唇はすぐに離れていってしまったけれど。



「愛しています、恭弥」



額をくっつけて、至近距離で囁かれる愛のコトバ。



(あぁ、まただ…)



僕が今はこう言って欲しい、と思ったときに言ってくれる骸の心からの愛のコトバ。

たった一言、なのに。

それだけで僕の心は温かい何かに満たされていく。

どれだけ苛々していても、どれだけ気持ちが沈んでいても。



『愛しています』



それは、君が僕にくれる魔法のコトバ─────。



(僕も愛してるよ、骸)

(調子に乗って後でいろいろされるから、言ってやらないけど)







───────────────────────────
どうしましょう、キュンキュンしました!!
ひばりさん可愛い!骸様イケメン!!
確かに骸様の「愛してます」はヤヴァイですよね・・・!
あれは一種の凶器だと思います。殺傷能力が半端ないです。
でもその言葉が向けられるのはひばりさんだけですからね!
不意打ちキスは永遠のロマンだと思います。・・・私だけですか。
何はともあれ、素敵な作品をありがとうございました!


[←][→]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!