[携帯モード] [URL送信]

ミリバ 短編集
F



その蒼髪の男と目があった。



紅い瞳

深い眼差し…


そこに立っているだけで、ひしりと感じる威厳のある態度。




「…」




その場だけ時が止まったかのように、長い沈黙が流れる。


未だに此方を探るような眼差しで見つめてくる蒼髪の人…



嗚呼、

そんなにジロリと見られたら私ッ


(………支配されたいという欲が生まれたのは秘密…+キラリ)




「君は、マロン?」


「は、はひ!」




ぎゃー

突然呼ばれて声が裏返ってしまった自分。


不意打ちだ!不意打ち!!




「僕は、マクベス。早速だけど幾つか質問するけどいいかな?」




落ち着きある、優しい口調


(先程の冷徹さはどこへ消えた!?ι)



そんな彼の変わりように動揺しつつも質問に答えてゆく。






時刻は午前零時







[*前へ][次へ#]

8/11ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!