[携帯モード] [URL送信]

ミリバ 短編集





―………うるさい


―…騒がしい……




瞼を開け、辺りを見渡す


何一つ変わらぬ西Food Shop前


賑やかな声が、あちこちから聞こえる



視線を右に向ければグルメンのヤマが居た


みかん箱に座り、ひたすら蜜柑を食べている




ヤマ「おかえりなさい^^」


マロン「…」




倒れたまま微動だにしない彼女

ヤマは静かにマロンを見入る




マロン「…初めて南無った」


ヤマ「えっ!?」




ヤマはマロンのプロパティを確認すれば
確かにロストの横に1という数字があった




ヤマ「(貴女どんだけ逃げ運いいんですか!!)」


マロン「なんか妙な気分」


ヤマ「何故?ι」


マロン「なんでかね(笑)」




呆気からんと笑う彼女に、ただポカンと口が閉じないヤマ


体を起こし背伸びをすれば、チラリとおへそが露わになる




ヤマ「…あ」


マロン「?」


ヤマ「隊長が探してましたよ?チャットしても返事がないって、泣きながら(笑)」


マロン「あはは(苦笑)」




さすがに無線機(ログ)を切ってたとは言えないな…




マロン「後で連絡するわ」




ひらひらとヤマに手を振り裏路地へと姿を消した











[*前へ][次へ#]

2/3ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!