ミリバ 短編集
ニ
―………うるさい
―…騒がしい……
瞼を開け、辺りを見渡す
何一つ変わらぬ西Food Shop前
賑やかな声が、あちこちから聞こえる
視線を右に向ければグルメンのヤマが居た
みかん箱に座り、ひたすら蜜柑を食べている
ヤマ「おかえりなさい^^」
マロン「…」
倒れたまま微動だにしない彼女
ヤマは静かにマロンを見入る
マロン「…初めて南無った」
ヤマ「えっ!?」
ヤマはマロンのプロパティを確認すれば
確かにロストの横に1という数字があった
ヤマ「(貴女どんだけ逃げ運いいんですか!!)」
マロン「なんか妙な気分」
ヤマ「何故?ι」
マロン「なんでかね(笑)」
呆気からんと笑う彼女に、ただポカンと口が閉じないヤマ
体を起こし背伸びをすれば、チラリとおへそが露わになる
ヤマ「…あ」
マロン「?」
ヤマ「隊長が探してましたよ?チャットしても返事がないって、泣きながら(笑)」
マロン「あはは(苦笑)」
さすがに無線機(ログ)を切ってたとは言えないな…
マロン「後で連絡するわ」
ひらひらとヤマに手を振り裏路地へと姿を消した
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