ミリバ 短編集
闇に潜む青年は※執筆中
その人間に対する印象はあまりよくなかったと思う。ただスリザリン生の一部は、その人間が寮のOBだと知ると考えを改めたが。僕はしない。
何故なら、グリフィンドールの生徒を庇うのだから。嫌いで仕方ない。それにマグル学の教授だし。スネイプ教授と会話中の、その人間を見ているとパチリと眼があった。
「!」
慌てて目を逸らす。
…って、待てまて。どうして僕が目を逸らさなきゃならないんだ!
再度その人間に目を向けると、またスネイプ教授と相変わらずに会話をしていた。
グリフィンドールとハッフルパフとのあの試合以降、あの人間の事が気になって仕方がなかった。どうして気になるんだろうか。僕はその感情を知らない。
「あの女のセンセー気になるのか?」
隣から聞こえた声の方にに思わずバッと視線を向ける。同じ寮の先輩だろうか…
怪訝な顔をしている僕に気が付くと苦笑をした。
「失礼、俺は7年生のタキ・S・ルーパス。君はドラコ・マルフォイ君だろう」
「知っているのか」
「名家のマルフォイ家次期当主だろ。有名じゃん」
「…」
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