ミリバ 短編集
それぞれのクリスマス休暇A
(ユーロ Side)
休暇になったからといって特にすることもなく、ユーロはクリスマスまでの毎日を城の中を散策したり、屋敷しもべ長のリーガとチェスをしたり、祖父母と話をしたりと久しぶりにゆったりとした時間を過ごしている。
友人へのクリスマスプレゼントも、選んで送ってしまったし宿題も終わらせてしまった。
書物庫の奥にある学校の図書室と同じくらいある禁書を読み耽る。
許されざる呪文に対する反対呪文に関する研究書を書き写すくらい。
そして迎えたクリスマス。
純血貴族の社交場。マルフォイ家へとクリスマスパーティーで訪れたレヴユン家とヴェルダ家は最速挨拶という名の腹の探り合いへと行った両親を見送る。
「ちょっとばかしお坊ちゃまをからかってみようかー」
「やめとけ」
冗談まじりにチルドに言えば、却下された。
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