ミリバ 短編集
異端児転身
例えば、そう。
前世の記憶があるとか
例えば、そう。
未来を知っているとか
そんな事々を言われたならば、「あんた可笑しいんじゃない」と周りは言うだろう。
だけど、これは“僕と私”二人にとって覆せない真実であり事実。
無論両親や友達、誰にも話したことはない。
二人だけの秘密、二人だけの特別。
この世界のイギリスに生まれて11歳の誕生日の日に“僕と私”は自分たちが魔法使いと知った。
小さい頃から時折、不思議なことがよくあったが、まさか
この世界は某児童書“ハリーポッター”の世界に。
その確かな根拠は、
「マクベス、マリリ。手紙が届いてるわよ」
ファンタジー小説大好きな母は瞳を輝かせながら言った。
[*前へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!