ミリバ 短編集
A
「…もう、限界だ」
マロンの手から鉄パイプが地面に滑り落ちた。
バタリと草原に寝転がる己の体…
「あうぁ〜…亡命局の役人めッ!武器と装備品の一時没収、たったの二万ブルで何ができるってんだい!!…訓練兵の宿舎があるのは有り難いケド………(ブツブツ」
現在の装備はブラウスにスカートとシューズ…現在、金稼ぎ中なのだ…。
くそう…足がスースーしてかなわん
………あとで軍服ズボンを買おう。
少し休憩して、食品を買うため街へと戻り車両屋の前を通った時…
どん!
「あだッッ!!!」
後ろから軽車両が突っ込み、前方へ軽く飛ばされる。
このままではアスファルトの地面と熱〜いキスをかましてしまう…
いや…キスどころでは済まないか…
兎に角、ヤバすッ!!!!
。
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